――別居という決断をするまで、思い悩まなかった?
「婚姻関係が続いている状態で別居とかなってくると、ビザとかね。私は配偶者として身元引き受け人という立場になってきますから、そういう意味ではちょっと難しくなってきますよね。ただ、どうしても夫婦間でこじれたものもあって。そうすると同居しててもまずいし、別居のまま関係を続けていくのもよくないというか」
――離婚の原因となる、“夫婦間でこじれたもの”とは何でしょうか?
「こればっかりは双方のプライベートの問題なんでねぇ……。ただ一応言っときますけど、私が浮気をしたとか、DVとか、お金を浪費したとか、彼女と離れなきゃいけない際立った理由はないです。
基本的には、性格的なものの不一致というか。彼女は日本にいる間のストレスがあったみたいで、そういうフラストレーションが出ているときに、私はあんまり関わらないようにするタイプなんですね。そうすると女性は“なんで私のことに向き合わないのよ”ってなると思うので……。
いろいろあると思うんですけどね。いわゆる公序良俗に反するとか、なにか非がある不貞行為を働いたとかではないですよ。ドイツでは婚姻関係にあるから、どうしてもオフィシャルにできなかったってだけで、気持ち的には完全に離婚だし」
今は独居老人みたいな生活
――ヘレンさんは現在、国内に?
「ちょっとわからないですね。やっぱり離婚したってのもあるから、下手に彼女のプライベートを探るのは、ストーカーというかね。人によっては“付きまとい”のように思われても困るっていうのもありまして」
――現在、交際中の相手は?
「仲のいい人とかはいますけど、お付き合いしている人はいません。自分も今50歳で、もう別に独りでいいんじゃないのって感じもあります。いいオジサンですから(笑)。ある意味、独居老人みたいなもので。飲食店とかやってるからいろんな人と出会うことはあるけど、そこでなにか結婚とかは……私もう2回結婚して2回離婚してますから、もういいんじゃないの? っていうのが正直あるんですよね、気持ち的にはね」
――今は、事業で忙しい日々?
「まあ、そんなに忙しくないですけどね(笑)。一応コロナというのもあって、そこまでね」
――焼肉店の調子は?
「ありがたいことに給付金とか持続金とかそういったものがあるからね。それでなんとかやっているという感じですよね」