松尾「生まれて初めて直撃(取材)をされたので、正直ビックリしました(笑)」
ボケ担当・加藤歩のギャグ「カッチカチやぞ!」「悔しいです!」で知られる人気コンビ・ザブングルが今春をもって解散するという。その情報を聞き、ツッコミの松尾陽介を直撃したところ事実ということを認めた。後日、改めてコンビでインタビューに応じてくれることになり、その胸中を語り始めた――。
ザブングル解散の経緯
松尾「40歳を過ぎて、漠然とこのままお笑いを続けていけるのかな……と思っていたところ、闇営業が発覚して。それでお笑いで食べていくのは無理かなと引退を考えるようになりました。自粛期間中、時間がたっぷりあったこともあり、相方と話し合ったところ、特に止められることもなかったので」
加藤「コンビを組んで20年以上たっているので、相方が考えていることは空気で察してしまうというか。事前の準備はできていましたが、改めて解散のことを言われたときは驚いたし、本当に解散するという感覚はまだないですね」
'19年には吉本芸人らとともに反社会的勢力のパーティーに参加していた“闇営業”が発覚した際には、約2か月間、介護のボランティア活動を行った2人。その活動も引退への気持ちをより強めたようだ。
松尾「闇営業騒動が起きて、もう僕らで笑ってもらえないんじゃないかなと、人前に出るのが怖くなってしまったんです。そんなときに介護施設でいろんな方と触れ合ったことで、世の中には人から求められている仕事がたくさんあるんだなと実感して。それでお笑い以外の仕事をより考えるようになりました」
加藤「こういうインパクトのある顔だから印象に残るようで、こんな僕でもおじいちゃん、おばあちゃんたちが喜んでくれるんですよ。それで僕も社会貢献をしたいと思うようになりましたね」