《悪魔上司を演じる菜々緒ちゃんの所作が完璧すぎる…》
ネット上では『オー!マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)での菜々緒の勇姿を絶賛する声が続々と。確かに、“悪女”を演じている彼女は生き生きとして見える。
「『ボス恋』はファッション誌編集部を舞台としたラブコメディーで、菜々緒さんは主役の上白石萌音さんの上司を演じています。“鬼編集長”役ですが、ただの悪役ではありません。最初は理不尽でスパルタな印象でしたが、だんだんと仕事への情熱や恋する乙女な一面も垣間見えてきて、ギャップがウケているんです」(テレビ誌ライター)
当初は“和製『プラダを着た悪魔』”という声も一部で上がったものの、視聴率は好調。第4話では初回放送を上回る11・6%を記録している。
「やっぱり、菜々緒さんは悪女のイメージが強いんです。2019年にTBS系で放送されたドラマ『4分間のマリーゴールド』では、主演の福士蒼汰さんの相手役として正統派ヒロインを演じましたが、結果はイマイチ。本人は“笑っても悪女に見えちゃう”と思い悩んでいました。実際、平均視聴率も7・4%と低調でしたね」(テレビ局関係者)
菜々緒自身も以前から、正統派ではなく悪女役にハマっている自負があるようで、2017年に週刊女性のインタビューでも、こう語っていた。
《“毎回、悪い人役でかわいそう”って思われているみたいです(笑)。でも実は、悪女役はうれしいなと思っているんですよ》
庶民派の女子高生だった
自他ともに認める“悪女女優”なのだ。しかし、芸能界入りする前の彼女は、意外な素顔を見せていた。
「小学生のころからスタイルがよく、校内で目立っていました。身体に障がいのあるクラスメートの男の子にいつも寄り添ってサポートしていて、すごく優しい人なんだなって子どもながらに感心していました」(小学校の後輩)
高校では頑張り屋な一面も。
「1時間かけて自転車通学し、洋菓子チェーン店『シャトレーゼ』でアルバイトも。夜まで勤務し、同僚と一緒に帰宅する生活。芸能活動は始めてましたが、庶民派の女子高生でしたよ」(菜々緒の知人)
大学時代は地元で有名な高級焼き肉店でアルバイト。
「レースクイーンやラウンドガールをやりつつ、3年間働いていました。常連客だった椎名林檎さんは、2009年に菜々緒さんが本格的に芸能界入りすると『シャネル』の財布をプレゼント。彼女の働きぶりを見て、応援していたんでしょう」(焼き肉店の元同僚)
ブレイクしてからも、まじめさは変わらなかった。
「バラエティー番組では飾らない性格とトークが人気に。彼女は出演番組をすべて録画して、自分のトークでカットされた箇所を復習。涙ぐましい努力で今の地位を獲得したんです」(芸能プロ関係者)
1月に公開された『劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal』では、セーラー戦士の前に立ちはだかる“ラスボス”の声を演じた。
《みんながやりたくなかろうが怖がられようが“私は悪女を演じる”ということを貫いています》(2017年の週刊女性インタビュー)
まじめで努力家だからこそ、菜々緒の演じる悪女は輝いている!