『青天を衝け』見どころナビ
大河ドラマ60作目の主人公、新一万円札の顔としても注目を集めた渋沢栄一を吉沢亮が体当たりで熱演。約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”の人生を描く。
物語は幕末から明治へと進み、栄一が生まれ育った武蔵国榛沢郡にある“血洗島村パート”(現在の埼玉県深谷市)と、“江戸パート”の2つの舞台を中心に序盤は展開。
「血洗島村パートでは豊かな自然あふれる景色の中、栄一を中心に家族や仲間の絆などが描かれます。一方、江戸パートは徳川慶喜を軸に、日本がどういう状態に置かれ、幕府が何に困り、どんな緊迫の政治劇が行われてきたかなど、当時の時代背景が描かれます。
そんな身分も住む場所も違う栄一と慶喜が運命の出会いを果たし、どう明治以降の偉業につながっていくのか。ぜひお楽しみください」(菓子浩制作統括)
激動の時代にまるで青天を衝くかのように、高い志を持って未来を切り開いた栄一。その波乱物語がいよいよ幕を開ける――。
初大河にびっくり!
「まずはセットが大きすぎるんです。血洗島のオープンセットなんですが、どこを見渡しても大河の土地なので、本当にのびのび贅沢な環境でお芝居させていただいているなと思います。
あと、ひとりの人生をここまで丁寧に描くのは大河ならではだと思いますし、1年間で凝縮して体験できるのは人間としても成長できる。すごくいい経験させてもらってます」(吉沢)
一体どうなる?先取りストーリー!
第1話「栄一、目覚める」
武蔵国血洗島村で養蚕と藍玉づくりを営む農家の長男に生まれた栄一(子ども時代・小林優仁)。おしゃべりで強情な性格ゆえ、いつも大人たちを困らせてばかり。そんなある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこたちと忍び込んでいくが……。
第2話(2月21日放送)「栄一、踊る」
父親の市郎右衛門(小林薫)から藍の商い、いとこの新五郎(田辺誠一)から読書を習い始めた栄一。でも、いちばん楽しみにしているのは村祭りで獅子舞を舞うことだったが、大人の事情で中止となってしまう。落ち込む栄一だが、ある驚きの計画を思いつき……。
第3話(2月28日放送)「栄一、仕事はじめ」
青年になった栄一(吉沢亮)は、市郎右衛門とともに初めて江戸へ。華やかな雰囲気に驚くとともに、父の姿に商売の難しさを知る。一方、江戸では将軍・家慶(吉幾三)が亡くなり、次期将軍候補に慶喜(草なぎ剛)の名前が挙がるも本人が反発。そんな慶喜の腹心の部下として、ある男に白羽の矢が立つ。