貯められる人になるには?

●お金の流れを把握する
貯金をするためのスタート地点は、1か月に使えるお金はいくらなのか、自分がいくら使っているかを知ること。財布の中身や固定費を把握する、クレジットカードでリボ払いを使わないなど、多くの習慣がここにつながっていきます。

●貯金は先取り!
給料が振り込まれたら、決まった額を“貯める”口座へ。積み立て口座などで“天引き”状態にして、忘れているぐらいがベスト。先取りする金額は、手取りの10~40%が目安。それ以上になると、暮らしに潤いがなくなったり、必要な交際費が出せなくなったり、弊害も。

●お金は羽がついていると思え!
「お金が貯まらない人は、“いつの間にかお金がなくなっている”と思いがちですが、犯人は自分です!」と断言する山口さん。お金はターボエンジンつきの羽がついていると考えて、しっかり管理を!

●習慣を変えるなら少しでも早く!
「習慣を変えるのは、大変なこと。たとえるなら、利き手と反対の手でお箸を持つようなものです」と山口さん。気力が必要だからこそ、「今がこの先の人生でいちばん若い」と考え、できるだけ早く取り組みましょう。

(構成/仲川僚子)

《PROFILE》
山口京子 ◎ファイナンシャルプランナー。“くらしとお金の関係”をレベルアップさせることがモットー。情報サイト“All About”の家計簿・家計管理ガイド。『なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術』(ダイヤモンド社)など著書多数。