入谷先生:う~ん。医学的にはお腹の肉が移動して力こぶにならないように、背中の肉がバストに移動することはないですね(笑)。矯正下着の類いも、やはり効果は着けているときだけですからね。しかし、太ればバストは大きくなりますね。パーツを大きくするということは、そういうことなんですよ。
やりすぎるとかえって老けて見える
イム子:私もブラジャーを着けるとき、ぐいっと背肉腹肉を集めていますが、形状記憶はされないんですね~。ところで、長谷川さんのお顔に対しては、ファンからも「昔みたいにナチュラルなほうがいい」という声が多いです。長谷川さんは今後どのようなケアが適正か、アドバイスをお願いします。
入谷先生:並々ならぬ努力の賜物でしょうが、お顔は文句なしにきれいですしスタイルもいいので、たるみに効くレーザー系の施術で、肌の下からインナーケアをするくらいでいいかなと思います。
もし……あくまでも仮のお話ですが、「ヒアルロン酸注入」をされているなら、少しお休みするか「ヒアルロン酸溶解注射」をするほうがいいでしょう。アンチエイジングはやりすぎるとかえって老けて見えますから、引き算も大切です。
あとは、長谷川さんも読者のみなさんも、もしクリニックに通われるなら、症例写真をチェックするのもひとつの指針になります。ヒアルロン酸で顔がパンパンだったり、涙袋がナメクジのようになってしまっていたり、平たい顔族なのに“鼻だけモアイ像”状態だったり……。バランスを崩した過剰な施術を行っていないかチェックしてみましょう! 症例写真は、美的価値観の表れとも言えますからね。
今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている