おすすめの備蓄用食品
以下は、ローリングストックにおすすめの食品を選ぶときの参考に。
●生活に欠かせない水はペットボトルが便利
さまざまな用途が想定される水は、扱いやすいペットボトルでの備蓄が便利。1人1日3リットルを目安に、1週間分を備蓄しておこう。
●甘いお菓子も貴重なエネルギー源
お菓子やコーヒーなどの嗜好品を用意しておくのもおすすめ。ホッとひと息つけることで、疲れた心も前向きに。
●手軽でおいしいカップ麺で身体も心もポカポカに
災害時に口にする食べ物は、温かいだけでもごちそうに。食べ慣れた味を備えておきたい。
●常温でもおいしいレトルト食品は超便利!
レトルト食品は温めずに食べられるものを用意しておくと、電気やガスが止まった場合も役に立つ。
●不足しがちな野菜を補える食品も必要
被災時は繊維質が不足しがちで便秘になりやすい。手軽に野菜がとれるジュースやスープがあると安心。
■災害時にあると便利! カセットコンロ
災害後のライフライン復旧には時間がかかる。ガスが止まってもカセットコンロ、カセットボンベと鍋を備えておけば、お湯を沸かして温かい飲み物や食べ物を口にすることができる。
見落としがちな紙製品
被災時にあると安心な紙製品をリストアップ。食品と同様に、ローリングストックで備えておこう。
●水が不足しているときの手指のふき取りに
水が出ないと入浴やシャワーはもちろん、手も洗えない。手指をふくシートを用意しておこう。
●災害時のトイレ問題を高性能紙おむつで解決
頻繁にトイレに行けない状況では、大人用紙おむつの活用もひとつの手段。
●マスクは災害時の必須アイテム
災害後は衛生状態が悪化するためマスクが必須。感染予防にも効果的。
●トイレットペーパーはコンパクトタイプがいい
災害時に品薄になりがちなトイレットペーパーは、約1か月分の備蓄を心がけて。
●生理用品は多めに備えて損なし
意外と見逃しがちな生理用品。普段から多めにストックしておく習慣を。
(構成/中村明子)
《PROFILE》
山村武彦 ◎防災システム研究所所長。世界中の災害の現地調査を実施。メディア出演や執筆による防災意識啓蒙活動のほか、企業や自治体の防災にも多く携わる。著書多数