黒髪イメージが強いあの人も、落ち着いた印象のあの人も。なぜか今、続々と金髪姿を披露している旬の俳優たち。イケメン評論家の沖直実さんによると、
「もちろん演じる役柄のためという大前提はありますが、やっぱり金髪の男性って、そのときだけの“限定感”や“特別感”がありますよね」
俳優はもちろん、一般人でも金髪にできる環境やタイミングは限られる。
「例えば、会社に入ったらダメとか、金髪がNGな場所もありますから。そんなしがらみとは距離を置いた自由さを感じますし、何より希少価値があります」
沖さんはかつて、特に金髪が似合っていた俳優として、坂口健太郎(29)の名を挙げた。
「連ドラ『東京タラレバ娘』や映画『君と100回目の恋』(ともに'17年)のときは金髪で、めっちゃカッコよかったんです!! でも、次に演じる役のためにすぐ黒髪に戻してしまって。だから、金髪でいる数か月はすごく貴重。普段、黒髪イメージの人の金髪はレア感とお宝感がありますし、そのギャップにもヤラれますよね。今のうちに愛でておかないと!!」
フツメンはイケメンに
イケメンは魅力5割増し
金髪が似合う条件は、まず色白であることだと沖さん。
「日焼けサロンで焼いたような色黒肌で金髪だとチャラ男、ギャル男のようになってしまい、品なく見えがち。一般の普通の男子でも、色白だと金髪はわりと似合います。そして眉と服装をスタイリッシュにすれば“イケメン風”に見えるんです。
ちょうど新入学シーズン。イメージを変えたかったり、どうしてもイケメンに見せたい男の子にとって、金髪は起死回生の切り札ですね」
普通男子もイケメンになれてしまう金髪。もともとイケメンであれば、そのカッコよさはさらに4〜5割増しになると、沖さんは金髪の威力を語る。
「ここで紹介する金髪俳優たちは、たとえ演じる役が“オラオラ系”でも嫌な感じがまったくせず、品がありますね。それは色白で顔立ちが端正で、何より備わっているタレントオーラによるものでしょう。
一方で、金髪&青い瞳の王子様への憧れを抱く女子は少なくない。金髪男子は、ちょっとアニメから飛び出してきたような非現実な男の子というイメージ。普通の黒髪男子よりもリアル感がないので、より王子様感が醸し出されていると思います」
金髪期間短し、恋せよ乙女!