容疑者の実家を尋ねると
逮捕後には「恨みがあってやった」などと供述している容疑者だが、
「ずっと引きこもって近所付き合いも皆無で、友人もいないはず。何をしたいのかわけがわかりません」(Dさん)
と、容疑者の数々の奇行にため息をつく。
なぜこのような事件を起こしたのか、実家にいた弟に心当たりがないか尋ねたが、
「申し訳ありません。帰ってください……」
と繰り返すのみ。事件について寝たきりの母親は、病気のため理解できる状態ではないという。
容疑者の家の前には、島田家の墓石が置かれている。 代々守り抜かれてきた山を燃やそうとした愚行に、先祖はきっと怒っているはずだ。