手続きを簡便化する
まず、手続きに時間がかかり面倒だという意見。もっと手続きを簡便化できないのか、取得のシステムに不満があがった。
「マイナンバーの手続きが面倒すぎます。私はかなり前に発行しましたが、年配の方など難しいなと感じました。もっと簡素化してほしいです」(54歳・女性)
「マイナンバーをまだ作っていない方が回りにもたくさんいます。作るのが面倒とか、使い方がわからないとかです。簡単に作れて、さらに使い方をアピールしたり、使うとポイントが貯まるとか、どうですか?」(58歳・女性)
「手続きの簡略化。土日もやること」(50歳・女性)
「何歳以上は学校で作る、など子どもから作ればいいと思います。どんどん普及するでしょう。大人の場合は、会社などでも出張で写真を取ってくれて、その場で入力して、申請終わり。受け取りのために役所にいくのは、業務扱いで、有給や欠勤にはしない、とする。スマホの写真を自分で取って、申請だと、いい写真が撮れないので、やっぱりちゃんとしたカメラで撮ってもらいたい」(52歳・女性)
セキュリテイに問題あり
マイナンバーカードが普及しない決定的理由が、セキュリティに関する不安だ。
「カードを持つと個人情報が国に握られてしまう」という声や「もし自分の情報が漏洩したときに誰が責任をとってくれるのか。国は責任をとらないし、いまどうしても必要とも思わないので、作る必要はない」
となる。懸念する声が50通以上寄せられた。
「これだけ情報漏洩の事件が起きている中、ネットで管理をするのは不可能に近いと思う。いろいろな物をリンクさせる事の危険性は、皆が既に気づいている。便利さと安全性のどちらを大事にするかで結果が出てくる」(55歳・女性)
「セキュリティ対策を万全にしなければ、意味がない。委託先が海外だとか、ナンバーを打ち間違えていたとか、お役所仕事はワキが甘すぎる。国内できちんと管理し、絶対に海外からアクセスできないようにしないと、どこでどんな風に使われるか、わからない」(52歳・女性)
「とにかくセキュリティの甘さが心配。もらえるポイントとかのメリットがどうとかではなく、日本のITが世界並みにならなければ、安心して申請はできない」(53歳・女性)
「まずは、個人情報管理と運用に関するしっかりした体制を作ることから始めなければ無理」(57歳・男性)
「健康保険証の代わりに使える時期も延期になり、特典がどうだとか、サービスうんぬんよりもセキュリティの強化や運用体制の強化こそが必要だ」(59歳・男性)
政府を信頼できない
現状のセキュリティに不安アリと同じような意味だが、もうちょっと深刻なのが、マイナンバーカードを運営する政府を信用できないという声。
「これからいくら特典やサービスを付けたとしても、国への信頼がない限り普及しないと思います」(55歳・女性)
「マイナンバーカードより、政府の透明性、信頼性が上れば、自然と普及するでしょう」(53歳・女性)
「メリットというより国民から信頼される政府でないとダメ。内閣に忖度して公文書を書き換えるような役所では、とてもマイナンバーみたいな個人情報の塊を安心して申請しようとは思わないのではないか」(57歳・男性)
「メリットなどは不要である。推進、運用しようとしているのが現政権であることが問題なのだ。内閣総入れ替え、取り巻き官僚の総入れ替えが済まなければ、どんな政策であろうとどんな制度、システムであろうと、とても信用できないから申請には反対だ」(57歳・女性)
「信用していない政府に全てを任せるのは怖いので、まずは信用を得るところからでしょうね」(53歳・女性)