2位 サザンオールスターズ(桑田佳祐・原由子含む) 22曲
実は筆者が、トップ1に本命視していたのが、このサザンオールスターズでした。
1991年以降で彼らの最初のドラマ主題歌は、中井貴一主演『ふぞろいの林檎たちIII』(TBS系/1991年)の「いとしのエリー」。これは1983年の第1シリーズからの継続で、1997年の第4シリーズでも引き続き使用されています。
以後、賀来千香子主演『ずっとあなたが好きだった』(TBS系/1992年)の「涙のキッス」、奥山佳恵主演『悪魔のKISS』(フジテレビ系/1993年)の「エロティカ・セブン」、香取慎吾主演『透明人間』(日本テレビ系/1996年)の「愛の言霊~Spiritual Message」、松嶋菜々子主演『Sweet Season』(TBS系/1998年)の「LOVE AFFAIR~秘密のデート」。
2000年代は、岸谷五朗主演『神様のいたずら』(フジテレビ系/2000年)の「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」、滝沢秀明主演『僕だけのマドンナ』(フジテレビ系/2003年)の「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」、西島秀俊・香川照之主演『流星ワゴン』(TBS系/2015年)の「イヤな事だらけの世の中で」、そして賀来賢人主演『ニッポンノワール~刑事Yの反乱~』(日本テレビ系/2019年)の「愛はスローにちょっとずつ」まで、サザンオールスターズとして14曲のドラマ主題歌を提供。
さらに、桑田佳祐として、1994年の中山秀征主演『静かなるドン』(日本テレビ系)に提供した「祭りのあと」、山下智久主演『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系/2007年)の「明日晴れるかな」、有村架純主演の朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合/2017年)の「若い広場」など5曲。
また桑田夫人=原由子も1997~1998年の佐藤夕美子主演の朝ドラ『甘辛しゃん』(NHK総合)の「涙の天使に微笑みを」(朝ドラ主題歌は、原坊のほうが先だったんですね)など3曲ありますので、合計22曲です。
1位は小田和正、山下達郎、ユーミンではない
残すところ、後はトップ1の発表だけとなりましたが、他の気になるアーティストについても言及しておきましょう。
冒頭に、ドラマ主題歌=ヒット曲の先鞭をつけたとご紹介した「ラブ・ストーリーは突然に」の小田和正はというと……中居正広・常盤貴子主演『最後の恋』(TBS系/1997年)の「伝えたいことがあるんだ」、深津絵里主演『恋ノチカラ』(フジテレビ系/2002年)の「キラキラ」、比嘉愛未主演の朝ドラ『どんど晴れ』(NHK総合)の「ダイジョウブ」、二宮和也主演『ブラックペアン』(TBS系/2018年)の「この道を」など、合計16曲でした。
個人的な印象では、サザンオールスターズと並んで多いかなと思っていたのが、山下達郎。
1991年以降では、沢口靖子主演『赤ちゃんが来た』(NHK総合/1994年)の「LAI-LA-邂逅」が最初(それ以前にも数曲あります)。その後も、松嶋菜々子主演の朝ドラ『ひまわり』(NHK総合/1996年)の「DREAMING GIRL」、草なぎ剛主演『先生知らないの?』(TBS系/1998年)の「いつか晴れた日に」、香取慎吾主演『薔薇のない花屋』(フジテレビ系/2008年)の「ずっと一緒さ」、木村拓哉主演『グランメゾン東京』(TBS系/2019年)の「RECIPE」など、元SMAPの方々との相性もよく、13曲。