「非常にまじめな人だというのが第一印象でした。(中略)また、娘のこと、娘の立場もよく理解してくれていると思います」

 '17年のお誕生日会見で、小室圭さんに対する印象をそう述べられていた秋篠宮さま。

 皇族である眞子さまのお立場をよく理解している─。

 娘を幸せにしてくれる好青年だと評した男性が、まさか皇室全体を巻き込む大問題を引き起こす存在になるとは、夢にも思われていなかったことだろう……。

 結婚へのプロセスを踏むため一気に動き出した小室さんに、国民は困惑し、そして批判が止まらない。

「小室家が抱える金銭トラブルに関して、一連の経緯を詳細に説明する計28枚の文書が公表されました。

 小室さん親子の主張が正当化され、金銭を支援した元婚約者側に非があったような記述が多く見受けられたことで、かえって国民からの強い反発を受けている状況です」(皇室担当記者)

「誰に向けて書いたのか」と多くの国民が批判した〝新・小室文書〟は約4万字の超大作
「誰に向けて書いたのか」と多くの国民が批判した〝新・小室文書〟は約4万字の超大作

 この文書公表からわずか4日後、突如として元婚約者に対して“解決金”を支払う意向も表明。方針が急きょ一転したように見えたことと、解決金の出所も疑問視されている。

「文書には“借金でなかったものが借金だと思われる事態は受け入れられない”と繰り返し書いていたのに、やっぱり解決金を支払うと言い出して……。“文書に対する国民の反応が悪かったからお金を払うことにした”と思われても仕方ありません。

 元婚約者が返金を求めていた400万円プラスアルファの額を検討しているそうですが、学生で収入のない圭さんと、月に数回だけ洋菓子店に勤務する佳代さんには、金銭的な余裕があるとは思えない。小室家の蓄えから捻出するのか、もしくはどこからか“借りる”可能性も……」(同・前)

 一連にわたる小室さんの行動に、宮内庁からも批判の声が上がる。

天皇陛下と秋篠宮さまに対する謝罪の言葉はなし

「スピード感からして、文書公表前から解決金を提案することは決まっていたはず。それならば、文書に解決金のことも盛り込むべきだったでしょう。いたずらに国民感情を逆なでしただけです。

 しかも、今年2月の誕生日会見で結婚問題に言及された天皇陛下や、3年以上もご迷惑をおかけしている秋篠宮さまにひと言も謝罪がなかったことに唖然としています。

 アメリカ留学中で難しいとは思いますが“小室さんには会見を開くなどして誠意を見せてほしい”という声が上がっています」(宮内庁関係者)

 記者会見などで自分の口で語りかけることが、これまで“国民に寄り添う”ことを大切にしてきた皇室の“親戚”になろうとしている人物のあるべき姿なのかもしれない。象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の准教授・河西秀哉さんもこう話す。