話題を呼んだ学園ドラマの名言集
学園ドラマの名作から、教師役の名ゼリフをピックアップ。名言をたどると“ウケる教師像”の変遷が浮き彫りに!?
「物事に熱中することです!」(1話)
『熱中時代』('78年 日本テレビ系)
校長(船越英二)から「あなたに特技はありますか?」と聞かれ、水谷豊演じる北野広大は「物事に熱中することです!」と即答した。
「人生は一度きりしかない。一度しかないんだったら、面白く生きようってな。だから、お前たちにも毎日楽しく生きてほしいんだ。楽しくないんだったら、楽しくなるように、どうして努力しないんだ?」(1話)
『ゆうひが丘の総理大臣』('78年 日本テレビ系)
中村雅俊演じる大岩雄二郎は生徒に偉そうなことを言わず、それより「楽しく、面白く生きよう」というメッセージを送り続けた。
「我々はみかんや機械を作ってるんじゃないんです! 我々は毎日人間をつくっているんです! 人間のふれあいの中で我々は生きてるんです! たとえ世の中がどうであれ、教師が生徒を信じなかったら、教師はいったい何のために存在しているんですか」(24話)
『3年B組金八先生』第2シリーズ('80年 TBS系)
武田鉄矢の声のでかさと滑舌のよさに驚く。説教の内容より、大声量でたたみかけられるパワープレーに持っていかれてしまう。
「お前らゼロか? ゼロの人間なのか? 何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまま終わるのか? それでいいのか? お前らそれでも男か? 悔しくないのか!」(8話)
『スクール☆ウォーズ ~泣き虫先生の7年戦争~』('84年 TBS系)
相模一高に“109対0”という大敗を喫した川浜高校。試合後、山下真司演じる滝沢賢治は部員らを烈火のごとく怒った。熱すぎ!
「俺たち教師が子どもたちに教えてやれるとしたら、それはたった一つのことだけだ。愛だよ、他に何がある?」(1話)
『教師びんびん物語』('88年 フジテレビ系)
「教育とは愛だ」と愚直に言い続ける田原俊彦演じる徳川龍之介。見ているうちにギャグじゃなくなっていく過程に引き込まれる。
「こんなのが教育だっつうんならな、教師なんてこっちから願い下げだ馬鹿野郎」(1話)
『GTO』('98年 フジテレビ系)
反町隆史演じる鬼塚英吉が、武蔵野聖林学苑へ行った際、生徒をクズ呼ばわりする教頭(中尾彬)にキレた直後に吐いたセリフ。
「お前、記念祭には絶対に顔出せよ。どんなことがあってもな、俺がお前のこと笑わせたる。そうやって眉間に皺寄せて苦しみながら死んでいきたかったら勝手にせい。笑いながら死ぬか、笑わんと死ぬか、お前が決めたらええ」(8話)
『伝説の教師』('00年 日本テレビ系)
末期がんで余命半年の女子生徒に松本人志演じる南波次郎がかけた言葉。その後、女子生徒は笑い、ほどなく息を引き取った。