【田原俊彦】起きがけに1杯の水
《健康法といえば、朝起きたときに必ずコップ1杯のミネラルウォーターを飲むことぐらいかな。それからおもむろにコーヒーを淹れる。水を飲んでからカフェオレという習慣はもう20年ぐらい続けている》(雑誌『Number Do』のインタビューにて)
「寝ている間に、人間は気がつかないうちにコップ1杯分以上の汗をかいているので、朝は脱水している状態になります。そのため、起きがけにコップ1杯の水を飲むというのはとても大事です」
とは一色さん。水を飲むことで、身体が目覚め、代謝も上がり、美肌やデトックス効果にもなるという。
「ミネラルウォーターがない場合は、水道水でも大丈夫です。ただ、冷え症の方は冷たいお水だと身体を冷やしてしまうので、夏であっても常温や白湯のほうがいいかもしれません。ゆっくりと意識するように飲むと胃腸にもよい効果をもたらします」
コーヒーを飲む際に留意してほしいのは、胃腸が弱い方はなるべく空腹時に摂取するのは控えたほうがいいということ。
「コーヒーは、ポリフェノールの抗酸化作用も含まれるためアンチエイジングにはいい一方で、苦味成分が胃酸の生成を刺激してしまう可能性があります。コーヒーを飲むことによって、胃もたれするとか気持ち悪くなるのは胃酸過多になっている可能性が高いからなんですね」
そういった状態で朝食をとると食べ物をおいしく感じないどころか、胃腸を整えるために余計に栄養を使うためアンチエイジングには逆効果。
「胃腸の調子がよくないと感じるようであれば、起きがけの空腹時にコーヒーを飲むことは控えたほうがいいでしょう。もし飲むにしても、何か食べ物を口に入れてから飲むことをおすすめします」