ほどよい距離感でいい関係を【友人編】
よかれと思ったひと言や仲のよさを強調するために使った言葉が、思わぬ地雷を踏むことに!
●うっかりワード《1》(ばったり出会って)「疲れてる?」
→OKワード「元気だった?」
・思っても口に出してはダメ!
挨拶がわりにマイナスな言葉を言うのはNG。言われたほうは自分の身なりが気になって、不安になったり、不愉快になりがち。一気に気持ちがマイナス方向に引っ張られてしまう。疲れているように見えても、「元気だった?」「元気そうね」とプラスの言葉をチョイス。格段に気持ちのいい挨拶になる。
●うっかりワード《2》「大変ね~」
→OKワード(相手の言った言葉を繰り返す)「仕事が忙しいんですね」
・大ざっぱで社交辞令のように聞こえがち
「仕事が忙しくて」「頭痛がひどくて眠れなかった」などと言われたら、「大変ね~」と答えるのは控えて。「大変ね」は、何でもひとくくりに表現できるので、使い勝手がいい反面、大ざっぱな印象を与えがち。「仕事が忙しいんですね」「眠れないほど痛かったのね」と相手の言葉を繰り返すほうが、丁寧に聞いてもらえたという印象に。
●うっかりワード《3》「わかる、わかる!」
→OKワード「(あなたは)そう思ったんだね」
・心地よい距離感を保つ表現に
話を盛り上げたり、距離を縮めるにはいい言葉だが、相手の話を奪って自分の話を始める“会話泥棒”になりがち。また「あなたと同じ」という同感表現は、「私のことをわかってくれる」という依存心を抱かせやすい。意見のすれ違いがあると、「裏切られた」と一転して攻撃心が高まり、悪口を言われるなどされがち。相手に共感する程度の表現が◎。
●うっかりワード《4》「ぜったいにいいから!」
→OKワード「私のお気に入り、試してみて」
・価値観の“押しつけ表現”に注意
何をいい・悪いと思うかは人それぞれ。自分が気に入ったから、あなたも気に入るはず! という思い込みは、ありがた迷惑と思われてしまいかねない。何かをすすめたい場合は、「私のお気に入りなの。よかったら試してみて」という表現に。さらに「気に入らなかったら誰かにあげてね」と相手に逃げる余地を与えるとベスト。