役者を目指していたというより、好奇心
母親の影響で始めて11年間続けたバレエを高校1年生のときにやめた。
「挫折です。僕の身長(170センチ)では舞台では目立たないし、関節も硬い。身体的なことは努力ではどうにもならないと思ったことと、周りもプロを目指すなかで、いちばんにはなれないと感じました」
そんなとき父親が、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募しフォトジェニック賞を受賞。芸能事務所にスカウトされ、オーディションで主役を射止めた『仮面ライダージオウ』でデビューした。
「役者を目指していたというより好奇心でした。知らない世界だから面白そうとか、どうやって撮っているのとか、そんな気持ちでした。でもライダーを演じる生活で、どんどん好きになってこの仕事を続けていきたいと思うようになりました」
デビュー前はテレビの視聴は1日1時間と決められていたため、ドラマや映画はほとんど見ていなかった。仕事をするようになって楽しみと芝居の勉強のために作品を見るようになり、好きになった役者が尾野真千子と安藤サクラ。
「尾野さんは『最高の離婚』、安藤さんは『百円の恋』と好きな作品に出ていたことと、ふたりのナチュラルなお芝居に憧れていて尊敬しています。共演してみたいのは、世代が近い北村匠海君です。
僕はネガティブな性格で落ち込むと2、3週間続きます(笑)。でもバレエをやったおかげで負けず嫌いで、精神力がついたと思います。
これから役者として、どんなジャンルの作品でも作風に合わせて芝居ができる。一緒に仕事した人にまた呼んでもらえる。いい芝居をするよねと言われるようになりたいです」
●必殺技なしで勝てるの?
変身やバトル・アクションについては「モードシフターという変身道具はあるけど、それ以外は武器とか一切使わない。必殺技もないです。空を飛ぶとか、車いすが劇的にバージョンアップすることもありません。従来の特撮と違う戦い方をするヒーローなので詳細は見てのお楽しみに!」
●3兄弟いちばんモテたのは……
社会人の兄、大学生の弟がいる。地元で評判のイケメン兄弟としてモテたのでは?
「ダントツに僕です(笑)。中学2年のときバレンタインデーにチョコレートを43個もらいました。兄、弟は2、3個。でも中3は受験があり、高校生になったらあまりしゃべらない人になっちゃったので、輝かしい歴史はそのときだけ(笑)。兄、弟は“バレエ”でもバレーボールをしていました!
好きな女性のタイプは空気が読めて品のある、かわいい人です」
●大人の趣味ができました
「去年から麻雀を始め、同居する兄やその友人とやっています。好きな手はタンヤオ、1度だけ役満(国士無双)を上がりました! 父親と一緒にラウンドしたいのでゴルフにも挑戦したいです」