「料理研究家の栗原はるみさんが主宰する雑誌『haru_mi』が今秋で休刊するというウワサがあるんです」
そう話すのは、とある料理ライター。前身の雑誌『栗原はるみ すてきレシピ』は'96年に創刊しているので、合わせると25年続いた雑誌だ。
「栗原さんの名前を冠する雑誌をやめるのは、料理家を引退することを考えているのではないかと心配しています」(同・料理ライター)
6月1日発売の最新号はイタリアンがテーマ。オリーブだんごフライやあさりのリゾットなど、夏向きのレシピが盛りだくさんだ。
「栗原さんが'92年に文化出版局から出版した『ごちそうさまが、ききたくて。』は当時、料理本としては異例のミリオンセラーとなりました。多彩なレシピが人気を博し“主婦のカリスマ”となった彼女は、今や著書の累計発行部数は3000万部を超えています」(料理雑誌編集者)
100号までと決めていて……
料理家としての地位を確立した彼女は、レストランのプロデュース業にも進出。
「『cafe ゆとりの空間』などを全国に8店舗展開していますね。料理にとどまらず、ライフスタイルの提案もしていて、'21年3月には生活雑貨ショップ『share with Kurihara harumi(シェア ウィズ クリハラ ハルミ) 玉川高島屋S・C店』をオープンさせました。オリジナルの食器、調理器具、小物などが好評です」(同・料理雑誌編集者)
彼女の仕事をサポートしているのは、長男の栗原心平だ。栗原とともに『ゆとりの空間』の経営を切り盛りしている。
「はるみさんは夫の栗原玲児さんを'19年8月に亡くして悲嘆に暮れているときも、まったく休まない“仕事人間”なんです。そんな彼女のライフワークともいえる雑誌『haru_mi』が休刊するので、そろそろひと休みされるのではとウワサになっています」(前出・料理ライター)
本当に料理家を引退してしまうのだろうか。栗原のマネージャーに話を聞いた。
─『haru_mi』がこの秋の号で最後というのは?
「前から本人が100号までと決めていて、秋の号で休刊ということになりました」
─休刊を機に引退するのではないかという話も……。
「引退はまったく考えていません! 今、新しく雑誌の立ち上げのプランを本人と練っているところです。本人はものすごく元気で、引退どころか今日もキャッキャと仕事に励んでいます」
はるみ流“幸せレシピ”はこれからも続いていく。