残念な部分が目立つ話題の2作品

『ドラゴン桜』(日曜夜9時・TBS系)に出演している阿部寛
『ドラゴン桜』(日曜夜9時・TBS系)に出演している阿部寛
【写真】『ドラゴン桜』はやっぱりこっち!? 山Pの腰パン着席姿とギャルメイクのガッキー

ドラゴン桜』は、'05年に放送された15年後を描いたもの。低偏差値の生徒が弁護士・桜木建二(阿部寛)によって東大を目指すというストーリーは変わらない。前作は、生徒役に長澤まさみ、新垣結衣、山下智久などを迎えて大ヒットを飛ばしたが。

「なんで今ドラゴン桜?っていう。目新しさがないし、前のほうが面白かった。今回の生徒は最初からわりと優秀で、生徒と桜木の関係よりも大人たちの拝金主義のほうが色濃く出ていてあまり好きではない。

 さらに江口のりこ、及川光博、山崎銀之丞など前年の同枠でやっていた大ヒットドラマ『半沢直樹』から引っ張ってきたようなキャストが目立つのも大人の拝金主義が感じられて気になる(笑)。

『ドラゴン桜』(日曜夜9時・TBS系)で生徒役の南紗良、平手友梨奈、King&Prince・高橋海人、加藤清史郎。前作はすでに売れている生徒役だったため小粒ともいわれるが、南沙良などこの先期待大!
『ドラゴン桜』(日曜夜9時・TBS系)で生徒役の南紗良、平手友梨奈、King&Prince・高橋海人、加藤清史郎。前作はすでに売れている生徒役だったため小粒ともいわれるが、南沙良などこの先期待大!

 田幸さんも、

「生徒たちは魅力がありますが、土地買収とか、受験と関係のない話の割合が多すぎる気がしますし、決めゼリフなどの演出も『半沢直樹』の成功体験にすがりすぎで、“TBS日曜劇場”色が強すぎに見えます」

 と、半沢臭を指摘。

「また、DV、毒親、発達障害など、さまざまな家庭の事情や社会問題などを盛り込んでいるのはいいと思いますが、いかんせん「東大受験」があまりに遠すぎる。

 “今”ならではのテクノロジーをもっと駆使した勉強法を

いろいろ盛り込んでくれるのではないかと勝手に期待していただけに、(YouTubeの活用などいくつかはありましたが)発見やワクワク感、納得感がなく、がっかり感が否めません」

 続いて、吉田さんは「嫌い」として、田幸さんは「がっかり」として挙げたのが『ネメシス』。