本当にいいんですか? ディーン自身も驚き
「撮影が始まって現在までの感想は、大河の五代さんって意外とワイルドだなと(笑)。特に囲碁を打ったいちばん最初の登場シーンが、野性味あふれる型にはまらないキャラクターとして描かれていて。
演じていても、立ち居振る舞いとか“本当にいいんですか?”って僕自身聞いてしまったくらい(笑)。朝ドラのときはこういう演技はなかったし、ここまで身も心も解放していいんだと気づかされてワクワクしました」
薩摩藩士としてパリ万博に参加し、のちに実業家となる五代。そのセリフに自身もハッとさせられることがあるそう。
「例えば、最初の登場シーンの“捨小就大”というセリフ。これは小を捨てて大に就くべしという意味ですが、仕事とか限られた時間の中で何かを達成しようとするとき、おのずと優先順位が発生すると思うんです。時にはリスクを伴っても、現実を真正面から受け止めて、前に進まなければならないときもある。
ほかにも、大森さんが書かれた脚本には素晴らしいセリフがたくさんありますが、五代友厚の今後を暗示させるような素晴らしいひと言だなって思いましたし、この先、どんな展開が待っているのか僕自身も楽しみです」
僕の癒しの時間
「水風呂に入っているときですね。サウナや湯船に浸かったとき、激しい運動をしたあととかによく入ります。20度よりは低いほうがいいですね。クールダウンすると身体の疲れとかが違うんですよ。あとは格闘技をやっているときか、この季節は乗馬もいいなって思います」
ヘアメイク/荒木美穂。スタイリスト/カワダ・イソン、衣装協力/VEIN