石垣議員の私設秘書が
交際時期を“改ざん”しようとしていた
この音声は2020年の秋頃に録音された電話の音声で、音声の主は、石垣議員の私設秘書であり、作家活動も行っている横川圭希氏(55)と、石垣議員の支援者だ。
当時は、石垣議員が元夫から訴えられた直後で、あわてふためいた様子で、横川氏が支援者に状況を説明している。
選挙の半年くらい前から菅野と付き合っていたLINEのやり取りを、元夫に見られていた」
さらに重要な証言が。
「菅野が離婚していないと石垣が知ったのは、2020年の6月。石垣はそれまで、不倫だと知らなかった。
2人には選挙と同時に別れたことにしてくれと伝えた。そうすれば、交際が明るみになっても、(選挙前の)半年だけだったと言える。ホテルに行くときも、部屋は別々に取っているから大丈夫」
準備書面にある石垣議員の、〈菅野氏と選挙前にはすでに別れていた〉という主張とは食い違う。
交際が明るみになった場合に備えて、交際時期を“改ざん”しようとしていたのだ。
横川氏は『週刊ポスト』の報道後に「(2人の関係は)知らなかった」と支援者向けの動画配信で眉一つ動かさずに語っているが、なかなかの役者である。
森友学園を巡る財務省の公文書改ざんを散々批判してきた石垣議員。自身の在職中の不倫は隠ぺいするのだろうか。
一連の不倫行為について石垣議員に質問状を送ると、代理人を通じて、
「頂戴した質問のほとんどが選挙前の私人のときのことにかんすることで、お答えする事由がありません」
と答えた。また菅野氏は、
「裁判所に提出した書面に記載した以上の回答はお控えさせていただきます」
と代理人を通じて返答。
石垣議員の元夫にも取材を申し込んだが、
「裁判のことについては、最中でもあるので、資料以外に申し上げることは控えたい」
今年は4年ぶりの衆議院選挙を控えており、石垣議員は参議院議員とはいえ、普段以上に慎重な行動が求められる。
そんな中での不倫騒動。どうやら、「大事なときに不貞行為を訴えられる危機管理能力のない人物」だったようだ。