謝罪はYouTuberの生業か
「熱愛発覚で丸坊主にしたAKB48の峯岸みなみさんを彷彿させるようなサムネイルで、動画をクリックすると、マイクスタンドの前で“炎上系YouTuber”のコレコレさんの楽曲『炎上パンチ』をカバーして歌うという内容でした。
歌詞には“スーツでも着て謝罪しとけ”“文春砲待ったなし”といった歌詞も出てきて、『文春』の記事に掲載された自らの写真も載せるといった演出も。謝罪というよりは、むしろ“煽り動画”だというように捉えられ、非難の声が多く寄せられました」(広告業界関係者)
《なんかめっちゃ残念です。いい年した大人なのに謝罪できないなんてこういう大人にならないようにい生きて行きます! 今までありがとうございました!》
《良くないことをしておいて、謝罪の一言もできないところ悲しいわ。普通に理解できいないし、引くわ》
チャンネル登録者数も減少する結果となってしまったという。なぜこのようなピントのズレた動画をアップすることになってしまったのか。YouTuber事務所の関係者いわく、
「彼女たちがフリーで活動しているというのが大きいと思われます。しっかりとした事務所の場合、何か起こった際は“まず相談”、そして対策を練るというのが基本です。所属しているYouTuber間の横の繋がりもあり連携もとれる。
『ヘラヘラ』さんのように個人でチャンネルを運営している場合、当然ですが、すべて自分たちで対応しなくてはならない。第三者視点がないことのマズさ、そして何よりほかのパーティ参加者と歩調が合わなかったことも大炎上のきっかけでしょう」
そして、YouTuberが持つ“性質”も関係していると述べる。
「彼らの間では不祥事を起こしたら“スーツで謝罪”といった定型パターンがありますが、こういった文化が生まれる背景には、“自分たちの生き様”それ自体を売りものにしているというところがあります。
人生をさらけだすことで、その人間それ自体を好きになってもらうことが、“息の長い”固定ファンを獲得する一番の近道。なので、彼らにとって不祥事も“決してスルーしてやりすごす”ことはできないのです。もちろん、そういった動画の再生数が大事な収入源になるというのも前提ですが」(同前)
即対応が求められる謝罪。初手の対応がどれだけ状況を左右することか、彼女たちも身にしみたことだろう──。