「現場の東海林です」。このセリフを見ただけで、彼女の声のトーンがそのまま脳内に響き渡る人も多いのでは?
芸能ニュースから凶悪事件まで、昭和・平成のワイドショーを語るうえで欠かせないレポーター、東海林のり子(87)さん。彼女がいま目指すのはずばり「100歳の現役レポーター」!
私は先のことを心配しないの!
「あたしね、絶対100歳までは生きられると思っているのよ。そのころまで事件の取材をしてたいわね。今はコロナでしょ? ラジオ以外はこういう雑誌の取材とか、講演がたまにあるくらい。レポートの仕事はほとんどないわね。現場のなんともいえない力、忘れられないのよ。
あたしね、もっと仕事したいの。『まだ現役なの』っていうのをアピールしたいのよ!」
まさに「生涯現役宣言」を掲げる東海林さん。おしゃべりも含めて全身からあふれるお元気感!
「あたしは今『悪いとこどこもないですよ』って言える。それはね、病院で検査をしたことがないからなの。検査したら絶対どこか悪いに決まっていると思うのよ。でも、調べなければ自分に具合が悪いところはないと思えるでしょう?
私は先のことを心配しないの。普通の人なら『年を重ねてどっか悪くなるかもしれない』って思うだろうけど、思い煩うってことがないのよね」
「病院に行かない」という、かなりワイルドな“健康の秘訣”は、87歳の今も元気で現役であることが何よりの証明! 激動の時代をくぐり抜けてこられたのは、そんな究極のポジティブさに端を発するもの。新型コロナウイルスに関してもそのスタンスは変わらない。
「もちろん感染対策はしているけど、心配はしないわね。仕事がないのも『え、こんなにお休みさせてもらっていいのかしら!』っていう感じ(笑)。戦争も通過した。だからコロナも通過をするものだと思ってる。
戦争のことで強く覚えてることはないけど、まあ、難なく生き延びてしまって。だからあたしは『運がいい』と思っているのよね」
最強のポジティブオーラで80代を生きる東海林さん。夫を3年前に亡くし、熟年シングルを満喫中。昔からヴィジュアル系バンドの追っかけを続けてきた「ロッキン・ママ」としても有名だったが、現在気になる男性は?
「私は若い男の人が好きだから。菅田将暉、山田孝之、綾野剛、松田翔太でしょ。ずっと前から応援していたんだけど、みんな味のあるイケメンになってきてる。ロックバンドの子たちにも会いに行きたいわね〜、ほんとにライブ行けないのがコロナで唯一残念なことだわ」
イケメンに加え最近関心があるのは「宇宙」だそう。
「火星に住めるようになったら住みたいわね。私は身長が足りないから宇宙飛行士になれないんだけど、そのうち行けるようになるんじゃないかって思ってるの」
「火星の現場から東海林がお伝えしました」とテレビで聞ける日も遠くないかも!
(取材・文/高松孟晋)