《このたび、第5子となる新しい命を授かることができました。7年ぶりの妊婦生活や出産で正直不安も沢山ありますが、家族みんなに助けてもらい、身体を第一に考えながら可能な限りお仕事もしていきたいなと思っています》
と、自身のインスタグラムで第5子妊娠を発表したのはタレントの辻希美(37)。30代後半の芸能人のおめでたの話題が続いている。
石原さとみ(38)は第2子妊娠を公表し、3月いっぱいで産休に入り、初夏に出産予定。川崎希(37)は第3子の妊娠を発表。
高齢出産ラッシュのワケ
アラフォー芸能人の妊娠が相次いでいることについて、
「自信の表れではないでしょうか。妊娠・出産しても芸能界に復帰できて仕事もあるという考えがあって2人目、3人目、5人目となるんだと思います。結婚、出産したら引退するケースもありましたが、それは過去の話。今は子育てを経験することで女優としての幅が広がるほか、ママタレなどの仕事も収入源になります」
と語るのは芸能リポーターの川内天子さん。
辻と川崎は今回、不妊治療で妊娠したことを明かしているが、保険適用になったとはいえ、高額の不妊治療も芸能人は受けやすいということだろうか。
「それはすごくあると思います。経済的な余裕もありますし、時間の都合を合わせやすいというのもあります。一般の方だと仕事に縛られて時間の調整がどうしても難しいですから」(川内さん、以下同)
近年、芸能界の働き方が変化したことも影響しているようだ。
「昔は朝方まで撮影が続くこともありましたが、最近は過酷な現場も減ってきていると聞きます。朝ドラ『まんぷく』のヒロイン・安藤サクラさんのために、大阪のNHK内に託児スペースがつくられた話は有名。事務所がサポートをしたり、現場で子育てへの理解度が深まっています」
女性の社会進出が進み、出産後もキャリアを実現できるという社会風土もあってかママタレの需要は高い。
「育児と家事をしながら芸能界でも活躍して、発信できる女性はテレビでも重宝されています。子育てをしながら生き生きとしているママタレは女性の憧れの存在で、スポンサー側もそういう人を求めている。彼女たちをCMに起用すると商品の訴求、購買にもつながりますから」
人気になるママタレのタイプは2つに分かれる、と川内さんは分析する。
「1つは北川景子さん、上戸彩さん、仲里依紗さん、杏さんのような女優タイプ。こんなきれいな人たちも自分と同じように家事や育児を頑張っていると思えると、好感度が上がりますよね。
もう1つはタレントや芸人タイプ。辻ちゃんや藤本美貴さん、横澤夏子さんのような隣のお姉さん的な存在です。失敗や悩み相談など何でも開けっ広げに話してくれて、癒されたり安心できます」
ママタレ戦国時代といわれるほど、芸能界での高い需要が、おめでたラッシュにもつながっているようだ。