政宏、政伸も心配して

 寿美は89歳になった今も、その自宅にひとりで暮らしている。家政婦も日中は常駐しているが“通い”だという。

 高島家と長年の付き合いだという電器店には今年初め、家電修理の依頼があったそう。

ウチのスタッフがご自宅に伺って対応しました。あとで様子を聞いたら、寿美さんもその場にいらっしゃったそうで。“おきれいでした”って」(電器店店主)

神奈川県の歴史ある公園墓地にたたずむ高島家の墓。墓石には'64年に亡くなった長男の名前も
神奈川県の歴史ある公園墓地にたたずむ高島家の墓。墓石には'64年に亡くなった長男の名前も
【写真】神奈川県にたたずむ高島家の墓、若き日の高島夫婦ほか

 高島一家のサインが飾ってある文具店にも、

去年の12月、顔を出してくださって。変わらずおきれいですよ」(文具店店主)

 近所の住民も異口同音。

今もすごくおきれい! 午後になると家政婦さんと一緒に散歩していたりね。杖をついていることもあるけれど、ひとりでしっかり歩いていて。さすが女優」(近所の住民)

 6月下旬、週刊女性も外出先から帰宅した寿美を目撃。住民の言葉どおり、寿美はタクシーを降りるとサッサッと軽やかに歩いて自宅の中へ。週2回ほど在宅介護サービスと医師による訪問診療も受けてはいるが、ひとり暮らしは続けるつもりだという。

「年も年だし、政宏さんも政伸さんも心配して“同居しないか”という話もしているみたい。でも花代さんは“俳優という夢を売る仕事には家庭内の暗い話は禁物。2人には私のことを気にせず自由に生きてほしい”と断り続けているんだって。それにね、やっぱりあの家にいたいんだと思います」(前出・知人)

 亡き夫の面影とともに─。