「私は兄が2人いていちばん年下で、意地っ張りで負けず嫌いなところがあるので、そこはよく似ています。でも、みーちゃんは感情的になってつい言いすぎてしまったあとに、ちゃんと謝ることができる子。私はなかなかすぐに素直になれないんです(笑)。そこは彼女のいいところですし、まだ17、8歳なのに水産業の将来まで考えているのはすごいなって尊敬しますね」
現場はみんな仲がいいです
祖父のカキの養殖業を担おうと水産高校に通い勉強中。百音(清原果耶)の2歳年下の妹で“みーちゃん”こと永浦未知を演じる蒔田彩珠(18)。清原とは同じ '02年生まれで、ドラマ『透明なゆりかご』( '18年)でも共演経験が。
「『透明なゆりかご』のときは、私の撮影が数日しかなく、1シーンしか一緒じゃなかったのであまりお話ができなかったんです。でも、今回はもう7か月くらい一緒で、私にないものをたくさん持っていてカッコいいなって思っています。
それに誕生日も数か月しか違わないんですが、お姉ちゃん感がすごいあるんです。だから、いつも甘えてます(笑)。2人の関係性は役での関係性と近いと思います」
永浦家では両親役の内野聖陽や鈴木京香、祖父役の藤竜也など、ベテラン陣との共演に多くのことを学んでいる。
「今まで映画の現場が多かったんですが、朝ドラで実際に1年近く素敵な役者の方たちと現場をご一緒させていただくと、役への向き合い方というか、真剣さがとても勉強になります。
私が“こうしよう”って考えて現場に行っても、みなさんの演技を目の当たりにして“ああ、こういうやり方もあったんだ”って気づいたり。自分だけでつくっているものじゃないんだって、改めて実感させられますね」
一方、りょーちんこと亮役の永瀬廉や、スーちゃんこと明日美役の恒松祐里など、気仙沼幼なじみチームとはこんなことを。
「“ホヤぼーや”という気仙沼のキャラクターのキーホルダーをみんなおそろいで買いました(笑)。
劇中でみーちゃんもカバンにつけているんです。スーちゃんとホテルの1階のお土産屋さんで発見して、みんなで買おうっていうことに。年齢も近いですし、現場はみんな仲がいいですね」
この先、注目となるのがカキに夢中で恋愛に無頓着な未知と亮の関係の行方。
「みーちゃんはりょーちんを好きとか付き合いたいという気持ちもまだわからないのかなと思うんです。だから、りょーちんがスーちゃんと昔、付き合っていたって知ったとき“あっ、付き合うっていうのもあるんだ”って(笑)。私自身も、どういう関係になっていくのか気になりますし、楽しみながら演じていきたいと思います」
●オフのお楽しみ
「休みの日は、家で映画やドラマを見ています。最近は女の子3人が主人公の『NYガールズ・ダイアリー』を見ています。日本の作品だといろいろと考えてしまうので、海外のものが多いですね。やってみたいことは、次の誕生日で19歳になるので10代のうちに制服ディズニーをやってみたいです。高校時代は私服だったので憧れだったんです」
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