「まさか」に備える7つの備え
万が一避難が必要になったときのため、ふだんから家族で一度話し合っておきたい。備蓄も大切だが、避難場所や連絡方法なども決めておくとさらに安心。
(1)避難場所を確認する
仕事先や子どもの学校など、それぞれで被災した場合を想定しておく。地震と水害では避難場所が違う場合もある。家族で散歩がてら、歩いてみるのもおすすめ。
(2)いざ、避難! となったとき、最初に持ち出すものを決めておく
避難用のリュックやバッグ、雨具の置き場所を決めて、家族で確認を。電池切れの心配がない手動式のライト、携帯ラジオ、モバイルバッテリーなど照明や情報源となるものは必須。
(3)連絡を取る人を把握する
かかりつけの病院の連絡先も知っておくと安心。連絡先リストを手帳とスマホの両方に、家族で共有できるとベター。
(4)家族との連絡方法を複数用意して、家族で共有する
NTT災害用伝言ダイヤル、インターネット災害用掲示板、SNSなど、共有リストを作り、親族にも伝えておくと安心。
(5)土地の危険度を確認する
自分の住んでいる地域の役所に行くとハザードマップがあるので確認を(HPに記載されている場合)。毎年確認し、季節や気象をふまえた最新情報をチェック。ハザードマップの見方がわからない場合はそのままにせず、役所の窓口で聞いてみて。
(6)子どもと一緒に「防災」を考える
子どもの年齢によって「自分でできること」「注意すること」が変わるので、日ごろから話し、いざというときどうするかを決めておく。雨が降ったら用水路に近づかない、川を見に行かないなど(水位はインターネットでリアルタイムで見られるケースも)。
(7)「備え」を定期的に見直す
半年、1年に一度など見直す日を具体的に決める。多少手間ではあるが、備蓄品の中身を家族の状況に応じて柔軟に変えられる。
ぴょこぴょこぴさん
防災備蓄収納1級プランナー、インスタグラマー。夫と8歳、4歳の子どもと暮らす。防災や家事、育児についての情報を発信。SNSフォロワー14万人。著書に『考えない家事』(主婦と生活社)など。