『家政婦のミタ』から10年
挫折経験、ある?
卒業後、颯太は獣医師として開業。一方、柴崎は殺処分の最前線で大きな挫折を味わう……。子どものころから活躍し、『家政婦のミタ』('11年)からちょうど10年。本作に加え、連ドラ『ボクの殺意が恋をした』に主演中。俳優として順風満帆にしか見えない中川にも、挫折経験はあるのだろうか?
「10年? 本当ですね。うーん。その時代、その時代で悩んだことはありますね。大人になるにつれて、だんだん見えてきたことに落胆することもありましたし。芝居をしていて、毎回“これでよかったのかな”とは思います。明確な採点基準がある仕事じゃないし、10人いたら10人の評価がある。1人で戦わなきゃいけないところもある。だから毎回怖い。でも、それがやりがいであり、悔しさがエネルギーだったりもしています」
犬をこのうえなく愛する人を本作では敬意を込めて“犬バカ”と呼んでいる。無類に好きなものってある?
「釣りですね!! もともとはブラックバスだったんですが、今は海釣りもします。思い悩んだり、ストレスがたまったり、疲れてるなっていうときこそ、自然の中に行きます。頭も身体もリフレッシュできるので。釣りの時間は大切にしています」
青春が詰まった今作で届けたい思いを尋ねると、
「僕自身も初めて知るような動物愛護の歴史や現状も描かれています。人間と動物のかかわり方について、きっとメッセージを受け取ってもらえると思っています。あとは何より、動物たちが本当に可愛いので。ぜひ劇場で見ていただけたらうれしいです」
愛娘はエマちゃん(2歳♀)
2年ほど前からフレンチブルドッグのエマちゃんを飼っているそう。
「生後4か月ぐらいでウチに来まして。すごくマイペース。フレンチブルドッグならではのちょっとアホっぽさ? ちょっと抜けた感じは、見てて飽きないですね。僕がソファで寝落ちしたときに“やたら重いな”と思ったら、エマが自分のお腹の上で寝ていたり。本当に癒されます。家に帰るのが楽しみというか、エマに会うために帰っている感じ(笑)」
『犬部!』
7/22(木・祝)全国ロードショー
出演/林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大 ほか
配給/KADOKAWA