では、バカな人はどうしたらいいのか?
答えは学校に行くことです。
独学をあきらめて、きちんと優秀な先生に教わるのです。
基礎学力のない人たちを何人も教えてきた先生や、苦手を克服した経験をもつ先輩の力を借りて基礎を固めていき、勉強のやり方を筋道立てて学ぶしかありません。
さらに厳しいことを言うと、もともと能力の低い人が、もともと能力が高い人に独学で追いつくことは不可能です。
いわゆるエリートと呼ばれている人たちは、もともと能力が高いうえに学習の量や質もすぐれている、いわば「ずっと成長を続けてきた人たち」なのですね。
そういう人たちは、疑問や問題に直面したときに自力で情報にアクセスでき、自分のアタマで思考できるので、学校で「学び方」を学ぶ必要はありません。
つまり、独学でも成長を続けていける人たちなのです。
でも、能力のない人がその方法論を真似(まね)しても、追いつくどころか距離が離されてしまう一方です。
能力の高い人に追いつきたいのであれば、独学以外の方法で、効率よく能力を身につけていかなくてはなりません。そのために学校を上手に利用して使い倒せばいいわけです。
先生に教えてもらう以外にも、学校には過去問とか参考書なんかもたくさんありますから、そういったものを借りればお金もかかりません。
学校は使い倒そう
独学で調べていてもわからないことはあります。
そういう場合は誰かに質問したり聞いたりしないといけません。そのときには、もちろん「教えてください」と頭を下げることになります。
相手の時間を割いて教えてもらうわけですから、社会人だと「お忙しいところ、すみません」なんて気を使うこともけっこう多いです。
でも、学生で学校に通っていれば、なんでも遠慮なく質問できます。
「すみません」どころか、内心「生徒なんだから教えてもらって当然」なんて思いながら、躊躇(ちゅうちょ)することなく聞けるわけです。
しかもタダで聞き放題なのだからいいことずくめ。これは積極的に利用することをオススメします。
教科書に載っているような用語を調べたり暗記をするのは、ひとりでもできます。
それこそ、ググれば1秒たらずで答えにたどりつけます。