「『METAFIVE』は発売するはずだったアルバム内の楽曲を披露する予定だったんじゃないかな。とはいえ、小山田は“逮捕”されたわけではないし、税金が投入されている五輪とは違って、フジロックは民間イベントだけにまったくの別物。お客さんも自らの意思でチケットを買うわけだし、彼が出演することには法的に何ら問題はありません。
ただ、倫理的にどうかとなると……ね。出演すればメディアから注目されるでしょうし、冷やかし目的で参加する者もいるかもしれない。それこそ小山田だけじゃなく、他のアーティストに迷惑がかかる恐れもある。彼のライブを楽しみにしているファンはいるでしょうが、“復帰”はまだ早いのかな」(前出・レコード会社関係者)
フジロック主催に出演を聞いた
はたして小山田はMETAFIVE、そしてコーネリアスとして予定通り出演するのか。現時点では最終ラインナップとタイムテーブルは7月16日に更新されたままだが、フジロックの主催企業に尋ねてみるとーー。
「今後、何かありましたらHPの方で記載させていただきますので、それ以外は特に(変更はなく)予定通りです。(現時点で小山田サイドからの連絡は)そういったことは言えません」
では、小山田から出演自粛の申し入れがなかった場合、主催側から出演を取りやめるよう要請することはあるのか。
「そちらの方も私どもからは何とも言えません。何かありましたらHPの方で発表させていただきます」
40年たった今になって、小山田は過去の行為を後悔しているのかもしれない。