ユーチューバー業以外にも、今年6月にアパレルブランド『ZILVER』を立ち上げてデザイナーデビューをした宮迫。彼を全面協力しているファッション通販サイト『ロコンド』は、昨年にヒカルのブランド『ReZARD』とコラボし、宮迫もモデルとしてCM出演している。

 そして、現在進行中の2人によるプロジェクトが「焼き肉店経営」だ。今年2月に動画のドッキリ企画で始まった新事業への進出はトントン拍子にことが進み、あたかも前から展開が決まっていたかのようだ。

共同出資の焼き肉店を語る宮迫とヒカル(YouTube『宮迫ですッ!』より)
共同出資の焼き肉店を語る宮迫とヒカル(YouTube『宮迫ですッ!』より)
【写真】宮迫の絶頂期、福山雅治と佐藤健に挟まれてキメた“役者顔”

「“絶対に成功できる”と豪語するヒカルとの共同経営になるそうですが、率先して動いているのは宮迫さんで、使用するブランド牛選びなどの過程も動画にアップしています。

 当初は8月〜9月のオープンを目標としていたようですが、コロナ禍で少々ずれ込むのかもしれませんね。そして店舗名ですが、動画ではヒカルの兄である“まえっさん”が名付けた、“雨上がり”の雨と、本名の“前田”の前からとった“雨前(あままえ)”が有力候補の一つとされています。

 が、これは動画がアップされた7月14日時点での話。雨上がりが解散した今となっては、“雨”を使うこと自体は何ら問題はなくとも、やはり解散したグループということで縁起がよくない。宮迫さん的にも未練たらたらな感じがしますし、“雨前”は候補から外れるのでは?」(前出・Webメディアライター)

コラボ動画ができなくなる

 そして「雨上がり」の解散は、“本業”のユーチューブにも大きな影響を与えそうだ。『宮迫ですッ!』スタート後は100万回再生オーバーの動画を連発してきた宮迫だが、中でもキラーコンテンツになっていたのが冒頭でも紹介したコラボ企画だった。

 中には『次長課長』河本準一、『極楽とんぼ』山本圭壱、“カジサック”こと梶原雄太、『ガレッジセール』ゴリ、『品川庄司』品川祐、そして解散発表で号泣した藤本敏史の『FUJIWARA』ら、多くの現役吉本芸人が、宮迫が吉本を離れた後も出演してきた経緯がある。しかし、「今後は勝手が変わってくる」とは芸能プロマネージャー。

「少々、クセのあるメンツですが(苦笑)、彼らが出演を快諾したのは宮迫がいずれは“雨上がり”として復帰すると信じていたところがあったからでしょう。ところが、今年2月に大崎洋会長に“戻ってこんでええ”と言われ、ついには相方の蛍原にも三行半を突きつけられた。これで芸人仲間も動画出演に二の足を踏むのではないでしょうか。

 さらに言うと、ただでさえ最近は登録者数も頭打ち状態になり、“雨上がり”の看板が完全に外れてしまった宮迫に、ひろゆき氏や高橋氏がビジネスとしての利用価値をどれだけ見出しているのか。“生涯の相方”宣言をしたヒカルとて、焼き肉屋の出来次第では宮迫との関係を再考するかもしれません」

 芸人時代よりもヒリヒリしたプレッシャーを感じていそうだ。