触れば触るほど、心と身体が軽くなる
心身の健康状態だけではなく、足相にはその人の性格も表れるという。例えば、足の親指の形を見てみよう。
「四角い指の持ち主は、しっかりと周りを引っ張る隊長タイプ、まん丸の指は争いを嫌う保守的なタイプです。少しとがった三角の指は変化を好む活発なタイプで、楕円の指は周りを立てる空気読みタイプが多いですね。生活環境が変われば、指の形も変わり、不思議と性格も変わるようです」(鈴木きよみさん)
毎日足相を見て、変化を感じられるようになったら、その部分をケアすることも大切。今回特別に紹介してもらったのが、免疫力アッププログラムだ。
「痛気持ちいいくらいの力で、しっかりと体重をかけて押してあげることがポイントです。書籍には全身と足の対応ゾーンマップもあるのでぜひ参考にしてみてください。足裏を触れば触るほど、どんどん心と身体が軽くなるのがわかりますよ」(同・きよみさん)
【CHECK2】感触で診断!
足裏全体を両手で包み、皮膚の弾力や硬さ、温度や湿り気をチェック。毎日触れることで、「今日はいつもより張りがあるな」「いつもより冷たくてしっとりしているな」など、ちょっとした変化にも気づけるようになる。
また、心身に不調があるときには部屋干しをしたような生臭いニオイが出やすいため、触診のついでにチェックしてみて。
・温度は足裏を三分割して確認
場所によっても温度は異なる。1の部分が冷たい場合は脳の疲れや自律神経の乱れ、2が冷たい場合は胃腸の負担、3が冷たい場合はホルモンバランスの崩れなどに注意を。
・熱いのはエネルギー過剰
心身のエネルギーがあり余って熱がこもった状態。ストレスがたまって解消できていなかったり、極度の冷えで指先がほてっている場合も。よくマッサージをして熱を外に逃がして。
・湿った足はネガティブ思考かも
精神的に不安定で、ネガティブな思考に陥っているときは足が湿っている。普段は気にならないようなことも、大問題として受け止めてしまっているかも。リラックスを心がけて。
・精神が弱っていると冷たい
足が冷たいときは、身体中の血流が滞って気力が不足していたり、貧血の場合も。うつ傾向にある人も足が冷たくなりやすい。足を触って温めてあげることで、気持ちが楽になる。
・腎が弱ると張りが失われる
触ったときに弾力がなく、ふにゃっと力がない足は、東洋医学でエネルギーをつかさどるといわれる「腎」の働きが弱っている証し。クリームやオイルなどを使って足全体をマッサージして。