江田「僕たちは毎年公演していたミュージカル『PLAYZONE』に出させてもらっていた“プレゾン組”なんです。この舞台ってメリーさんのお気に入りの作品で、衣装や曲選びも、基本的にメリーさんが決めるんですよ。だから、僕たちのことも覚えてくださって」

山本「普通のジャニーズJr.だと覚えられてないんだけど、プレゾン組は顔を覚えてもらえてるから、メリーさんに会うと“あ、宇宙の!”って声をかけていただけたり。すごく可愛がってもらった自信はあります!」

江田「メリーさんは、1曲ずつ衣装を着た出演者をステージに並ばせて“この子にはこの衣装を着せて”とか、細かい指示をもらったり。ジャニーさんは全部見てから、総合的に“あそこはこうした方が面白くなるよ”っていうタイプだったので、そこがメリーさんとの違いでした」

 ジャニー氏とメリー氏の共通点もあった。

「これが見たい!」を魅せたい

江田「メリーさんは舞台の本番が終わると、出演者のために中華店でご飯を事前に用意してくれるなど、僕たちが最高のパフォーマンスをできるようにサポートしていただいたことを覚えています」

山本「常にタレントのことを考えてくれていたところは、ジャニーさんと似てるよね」メリーさんからは“アツい舞台はこういうものだ!”ということを学びました。パッションって言うんですかね。

『PLAYZONE』って毎年夏の暑い時期に何十曲も歌って踊っているから出演者のチームワークも固まるし、どんなグループが混ざっても結局はひとつになれるんだなって」

江田「あと、メリーさんはすごくお客さんを大切にする方でした。千秋楽が終わると全員タキシード姿で“お客様をお見送りしなさい”って。

 “舞台中は歌いながら客席に降りなさい”という指示も出たり。とにかくファンを楽しませて、大切にしなさいよと。ジャニーさんもマインドは同じなんですけど、どちらかと言えばジャニーさんは舞台上でのショーを見せたいという感覚が強かったかな」

 ジャニーズ時代の豊富な経験をもとに、まさしくリスタートを切った2人。『えだりょ』としての今後の展望とはーー。

山本亮太と江田剛
山本亮太と江田剛

山本僕たちはジャニーさんとメリーさんのおふたりから指導を受けていることが最大の強みかなと思っています。いずれは『えだりょ』だけでドームやアリーナでコンサートをするのが夢ですね! 

 “えだりょってすげーな!”って言われることを目指しています。ファンの方々にも“俺たちはこうだから、これからもついてきてね!”っていうスタンスです。

 ジャニーズを辞めても僕たちの目指す方向は変わっていないし、『えだりょ』で夢をたくさん見せてあげたい。

 ある意味“縛り”がなくなったので、やれることをもっと自由にやりたいです。ファンのみんなにも頑張ってついてきてほしいですね!

江田「まずはファンの方々にライブを披露したいということを意識しています。気持ちの整理もあるでしょうし、応援する形はたくさんあるだろうし、どんな形でライブを行うかをこちらが示して、気持ちよく応援してもらえたら嬉しいかな。

 今も僕たちについてきてくれる方々は“これが見たい”というのがある。だからこそ、それを突き詰めた形で魅せてあげたい。ついてくるのに頑張るかどうかはお任せしますが(笑)」

 実力とパッションが合わさった『えだりょ』は、これからもファンのみんなを魅了してくれるはず!