ヒマな日はガテン系のアルバイト
ドラマの人気もあり、イケメン双子俳優として次第にアイドル的な扱いを受けるようになる。
慶太「アイドル誌の『Myojo』で連載をさせてもらったり、アイドルっぽいお仕事も増えていきましたね」
祥太「でも当時も自分たちのことをアイドルだとは思っていなかったです」
慶太「ジャニーズのみなさんが、たくさんのファンの前で笑顔で対応しているのを見ていたし、僕らには無理だなって思っていましたね」
その言葉を裏付けるように、当時から意外なアルバイトをしていたという。
祥太「『キッズ・ウォー』に出ていた高校生のころから、ヒマな日はガテン系のアルバイトをしていました。地元の友達でそういう仕事をしていた人がいたのもあるんですが、当時の事務所は給料制だったこともあり、日給で8000円とかもらえるとうれしかったですね」
'05年には、長澤まさみと共演した映画『タッチ』で主人公の上杉兄弟を演じ話題に。
祥太「双子の役もいくつかやらせていただきましたが、原作のある場合は兄役が僕、弟役は慶太……と実際の兄・弟と同じ設定でオファーがくるんですよね」
慶太「それに対しては特に不満もなかったのですが、『タッチ』では祥太とまさみちゃんのキスシーンがあったので、あのときだけは兄役を演じたかったです(笑)」
しかし20歳を過ぎたころから芸能の仕事が減少したこともあり、以前からやっていたガテン系の仕事を本格的にスタートさせる。
祥太「芸能人としてはフレッシュさもなくなって、時代に合わなくなってきたんでしょうね。ずっと一線で活躍できるほうが稀ですし」
慶太「アルバイトに行ける日が増えていって、気づいたらそっちの仕事が中心という感じになっていました」
水道整備の職人として、あのビッグプロジェクトに関わっていたと明かす。
慶太「2人で同じ仕事をした時期もありましたが、僕は水道。祥太はガスの仕事を始めてスケジュールがバラバラなので、今日も会うのは1か月ぶりぐらい。僕はオリンピックスタジアム周辺の地下の水道整備を担当したので、五輪開催は感慨深かったです」