20日は上皇后陛下、美智子さまの87歳のお誕生日です。同日にご自分が入籍すれば、国民の注目がおばあさまの慶事に向かなくなるおそれがあるので避けられたでしょう。これまでも皇室の方々のお誕生日には、ほかの行事が重なることがないように気を遣われてきたのが皇室の慣例ですからね。

 10月中に結婚されたかったのは、秋篠宮さまのお誕生日が11月30日に控えているから。お父さまのお誕生日には事前に行われる記者会見の内容が公になります。

 眞子さまのご結婚問題について最終的なコメントを出されるのは間違いありません。そのときには眞子さまが渡米しており、騒動がひと段落していることが望ましい。日本にいればご本人に取材が殺到したり、国民感情を刺激しかねませんから。

 そういった理由で、パスポートやビザの取得で1か月必要だと考えれば、10月中の入籍はマストになるのです」

「結婚を認めた」ことになるおそれ

 入籍日と同日に予定される、眞子さまとの共同会見のために帰国された小室さん。“義父母”となる秋篠宮ご夫妻との面会は果たされるのか。

「“普通なら”小室さんからご夫妻へのご挨拶は当然あって然るべきですが、どうやら暗雲が立ちこめています……」

 そう話すのは秋篠宮家関係者。

「小室さんが秋篠宮ご夫妻と面会する“機会”自体がなくなってしまったのです。会見は入籍後に行われるとのことですが、婚約内定会見やお誕生日会見が行われてきた赤坂後用地内の『赤坂東邸』は使えません。ここは皇室の方々が使用することが前提であり、慣例です。

 入籍後の眞子さまは民間人なので会見で皇室関連の施設は使えず、都内にある高級ホテルなどの外部施設が使われることでしょう。小室さんがご夫妻と面会するなら、入籍前に『赤坂東邸』で会見を行う機会しかないと言われていましたが、その可能性は事実上なくなってしまったのです。

 おそらく、あくまで民間人となった“小室眞子さん”としての会見を望まれたのは秋篠宮家の当主である殿下なのだと思います

今年9月も昨年に引き続き、紀子さまはお誕生日に公表された文書で「長女の気持ちをできるだけ尊重したい」と綴られた
今年9月も昨年に引き続き、紀子さまはお誕生日に公表された文書で「長女の気持ちをできるだけ尊重したい」と綴られた
【写真】眞子さま、ネット上に流出した男性との宴会写真では顔を赤らめて……

 昨年のお誕生日会見で“今までの経緯をきちんと話すべき”と述べられているとおり、殿下はおふたりにケジメをつけるための会見を求められてきたようだ。

ただ、殿下としては憲法で保障されている結婚の権利は認めざるを得ないにしろ、家同士の問題である婚約は認めていないことから、皇室関連の施設で会見を開くことは許されなかったのでしょう。だからこそ、入籍後の会見になったということです。

 国民感情を踏まえると、小室さんが秋篠宮ご夫妻に挨拶するためだけに秋篠宮邸を訪問すれば“秋篠宮さまが小室さんとの結婚を認めた”となりかねません。秋篠宮ご夫妻としては、結果的に小室さんとの面会を“拒否”しなければならないという非常に難しい状況にあると思います」(同・前)

 秋篠宮ご夫妻に挨拶してもしなくても、国民感情を刺激してしまうおそれのある小室さん。義父母に対して、どのように筋を通すのだろうか。