皇室事情に詳しいジャーナリストは「ネットの意見が国民の総意ではない」と警鐘を鳴らす。
「すべての国民、視聴者が逐一、小室さんに関するニュースを率先してチェックしているわけではなく、彼らが抱えているとされるトラブルや疑惑をすべて把握しているわけでもありません。極端な話をすれば、“なぜ、そこまで結婚を反対しているのか”と疑問に思っている人も少なくはないのです。
片や、反対派の人たちは小室さんに関する記事を隈なく探しては、積極的にコメント欄に否定的な意見を書き込むので、結局、それが大きく目立ってしまう。故に“皆が結婚に反対しているのに”と思い込んでしまう節があります。
そんな肯定派と反対派の感情の乖離が大きく伺えたのが、記者会見での“日本雑誌協会質問”だったように思います」
(一般社団法人)日本雑誌協会とは、雑誌・出版業界の発展を目的として結成された業界団体で、現在88社が会員社として加盟している。今回のような皇室や政治、国会関連における記者会見、またオリンピックなどの国際的行事などの際には代表社が取材にあたっている。もちろん『週刊女性』を発行する主婦と生活社も会員社だ。
本来ならば、この日本雑誌協会、「宮内庁記者」「在日外国報道協会」による質疑応答の機会が設けられていた結婚記者会見だったが、直前になって眞子さんらが読み上げる“お気持ち”だけに変更。代わりに“3者”から提出された質問への回答書面が会見場で配布されたのだ。
眞子さんを怒らせた代表質問
圭さんと眞子さんに対する日本雑誌協会の“代表質問”というのが《(1)小室さんの母親の金銭トラブルが解決されていないこと、(2)小室さんの経歴に”皇室利用”と受けとめられかねない事柄があること》の2つ。
(1)は、元婚約者との金銭トラブル、佳代さんにかけられた遺族年金不正受給疑惑が現在どうなっているか。(2)は、圭さんがアメリカ・フォーダム大学に入学する際に「フィアンセ」として特別待遇を受けたのではないか、それぞれに説明を求めたものだった。
これらの日本雑誌協会の質問に対して2人は回答前に、
《この質問は、誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問であると思います。このような質問に会場で口頭でお答えすることを想像すると、恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそうで、口頭で質問にお答えすることは不可能であると思いました。誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問をいただいたことは、誠に残念に思います。》
と、強い怒りと不快感を示すような言葉を添えた。