警察の捜査が行われたうえで
今回のゆたぼんのケースに関しては、
「選挙管理委員会としましては個別の事案についてこれが運動にあたるか否かについての判断する権限がありません。選挙運動の違反については罰則等もありますので、具体的な事案ごとに、警察の捜査なりが行われたうえで事実を認定して、司法判断に委ねるということになります」
ゆたぼんのケースが違反かどうかに関しては今後に持ち越しということになるが、過去にもこのような「未成年が選挙運動に参加した」と疑惑が噴出したことがあった。
「2005年に新党大地で比例当選した鈴木宗男の娘・貴子さん(当時19歳)が地元の北海道で演説に帯同していたことが問題になりました。父親とともにマイクを握って“父には政治しかありません!”と声を張り上げ、名刺を配ったりもしていましたね。当時、宗男さんは収賄罪で控訴中だったのですが、娘さんの応援もあり当選と相成りました」(全国紙記者)
持ち上がったそんな疑惑について『週刊朝日』(2005年9月23日号)は貴子氏本人を追及している。彼女は「政治家鈴木宗男を応援しているのではなく、娘としてお父さんを支えているだけです」としており、違反にあたらないと主張。さらに、記事にはこのような記述があった。
《疑惑がささやかれたとき、事務所を通じて選管に問い合わせ、「家族なら大丈夫」と「潔白」を確認しているという》
その後、娘である鈴木貴子は2012年に鈴木宗男に代わって出馬し、繰り上げ当選を果たしている。ゆたぼんは果たして──。