上がった人の共通点
2021年の芸能界を振り返ったふたりは、ある共通点を見いだしたようす。
徳光 今年は、自分の幸せを見つけたり、自分の道を貫いたりした人が輝きましたね。
岩井 朋ちゃんを筆頭に加藤綾菜、田中みな実、みんな時代に寄り添いつつも、ブレずに“自分”を貫いた人たちだよね。朋ちゃんはバラエティーに積極的に出演したり、綾菜さんは介護の資格を取ったり、みな実さんは自分がきれいになるための努力の過程を惜しげもなく披露した。今の時代、自分を見失ったら芸能界にはいられないかも。
徳光 そうですね。反対に、セクハラや不倫に厳しい今の時代にマッチできなかった人が下がってしまった印象。来年はもっとこの傾向が強くなるのかなあ。
時代の転換期を目の当たりにしながら、2022年を占うふたりだった。
ふたりが選んだ2021年個人的MVP!
●岩井志麻子
<上がった人>華原朋美
個人的にも交流がある朋ちゃんは、多くの日本人にとっての“ちょっと心配な親戚の子”的なポジション。そんな彼女の幸せそうな姿に胸をなでおろしました。今の朋ちゃんは開き直った自分を楽しんでいると思うので、これからも上がっていくはず!
<下がった人>紗栄子
ダルビッシュ有さんから「ZOZOTOWN」創業者の前澤友作さんと来て、「次はどんな金持ちと付き合うんだろう?」とワクワクしてたんですよ。そしたら17歳の新進気鋭のアーティストと熱愛報道!? 勝手にショックを受けてしまいました。唸るほどの金持ちと付き合ってこそ彼女だと思うので、次に期待しています!?
●徳光正行
<上がった人>はいじぃ(YouTuber芸人)
今年、個人的に“上がった”のははいじぃさん。芸人としての実力は謎。彼のYouTubeチャンネル「はいじぃ迷作劇場」は、飲食店に出向いてご飯を食べているだけなんです。それが実においしそうで、登録者は88.7万人(12/9現在)。
食べっぷりはもちろん、こういう知名度の上げ方もあるんだと、一気にファンになりました。
<下がった人>清原和博
YouTubeチャンネルの立ち上げ直後は、自分のネガティブな行為に対して反省を述べたりと好印象だったのに、最近は新庄をさげすんだり、反則ばかりする格闘家・秋山成勲を褒めたりしている姿勢にがっかりしています。YouTubeも見なくなってしまいましたね。
<取材・文/大貫未来(清談社)>