その後間もなくして、参加者の3人と再会した動画を投稿。後日談的な会話や、参加者の妻や子どもにプレゼントを渡すなど、視聴者からの批判をはね返し、むしろ朝倉に好感を寄せる内容になっていたのだ。
極め付きは、1000万円企画に対する批判の声について、自身の母親に直撃取材を行った週刊誌をSNS上で話題にあげたこと。ただ、朝倉親子に対して同情の声が上がる一方で「話題作り」との声も聞こえてきた。
必死に“話題作り”の理由
「母親に直撃取材を受けたことに関して、朝倉はツイッターで《勝手に写真撮って記事にしてるけどヤバすぎる!一般人ですよ》と激怒。《顧問弁護士に伝えたので動きます》と、法的措置の構えを見せました。
とはいえ、朝倉の母親は彼のユーチューブチャンネルでも顔を出して出演するなど、朝倉のチャンネル登録者はもちろんのこと、ライトなファンでも認知されている方。
“完全に私人なのか”と言われると難しい線引きだとは思うので、強い口調で訴訟まで匂わせたのは、少し違和感があって……。彼の周囲では“話題作りでしょ”と話す人もいるようです」(前出・『ABEMA』制作関係者)
計算し尽くされた行動と言動で、ファンを増やしていく朝倉。その裏には「格闘技、特に『RIZIN』を盛り上げたい気持ちが強いのでは」と、この関係者が続ける。
「11月に入ってから、『ABEMA』企画への出演や対戦者たちとのコラボ、知名度の高いヒカルとのリアリティーショー計画を公表、そして週刊誌の直撃取材を利用した動画投稿など、朝倉の動きは活発になっています。
というのも、今年の大みそかに行われる『RIZIN』は、テレビで中継されますが、全試合を生放送されるわけではありません。ただ、今回はインターネット上で試合を観戦できる“配信チケット”があるんです。こちらは全試合を生配信で見られます。
コロナ禍だったことで会場での観戦に抵抗がある人でも、配信チケットであれば自宅で見ることができます。自分も出場するイベントで、1枚でも多くの配信チケットを売るために、朝倉は年末のこの時期になってから、話題作りに余念がないのでしょう。
ただ、格闘技界を盛り上げるためとはいえ、最近の朝倉はユーチューバーとしてのイメージが先行しちゃっている気はします(笑)」
1000万円企画で負傷を理由に『RIZIN』への不参加を示唆していたものの、その数日後には参戦を表明した朝倉。これもファンの心をくすぐるための作戦だったのかも。エンターテイナーの“未来”にまだまだ目が離せない。