『週刊女性』は定例会見の当日、自宅に帰宅したに西村長官を直撃。面会の真偽を問うと「会いましたよ」と、事実であることを認めた。
──小室圭さんに会見で経緯を説明してほしいと伝えた?
「そんなことは言っていませんよ。“小室さんの事情を弁護士さんがきちんと説明したほうがいいのでは”というお話をさせていただきました」
──上芝弁護士に会見を開いてほしいということ?
「いや、そうではなくて“ご自分から情報発信をしてください”ということです」
──今日の会見では「圭さんとお母さまにも説明責任がある」と話されているが?
「それはちょっと、言葉がすべったんです。弁護士さんが代理人だから、弁護士さんから発信するべきであり、今日の会見もそういった趣旨でお話ししました」
このとき、'17年末に『週刊女性』が圭さんの母親と元婚約者の間にある金銭トラブルを報じてから、約3年が経過しようとしていた。
「解決金」を渡さなかった理由
年が明けた2月、天皇陛下が61歳を迎えられるにあたっての記者会見でも、眞子さんの結婚問題に対する回答を求められた陛下は、次のように回答された。
「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」
皇室のトップである天皇陛下が、ほかの宮家の結婚問題に言及されるというのは前代未聞だった。この質問が出た背景として、この前年に眞子さんが綴られた“お気持ち文書”に《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》と記されていたため、宮内記者会としても、陛下の誕生日会見で質問せざるを得ない状況となっていたのだ。
'20年秋から秋篠宮さま、西村長官、そして'21年に入り天皇陛下などからの言及を経た4月、圭さんがついに動いたーー。
小室家が抱えていた金銭問題に関する詳細な経緯を、全28ページに及ぶ文書で公表した。その中で小室さんは《複数の弁護士に意見を求めたところ、たとえ解決金としてお金を渡したとしても、そのお金は借金の返済だったと誤解されてしまうだろう》と、お金を渡すことで世間から「やっぱり借金だった」と認定されることを恐れていたことがわかる。
このとき、この文書に記載された金銭問題に対する小室家の対応方針は、眞子さんの意向も反映されていたことも明かされたのだ。眞子さんの関与が明かされた宮内庁皇嗣職大夫の定例会見では、
「今回発表された文書を読まれて、いろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」
という、眞子さんのコメントまで公表した。