文書が世に出てから4日後の4月12日、都内で行われた宮内記者会向けのブリーフィングで上芝弁護士は「解決金をお渡しする形で、この問題を終了したい」という小室さん親子の意向を明かした。
“小室文書”で、元婚約者にお金を渡してしまえば《私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します》と圭さんは思いの丈を綴っていただけに、周囲は驚きを隠せなかった。おふたりが結婚するための最大の障壁となっていた、小室家の金銭問題が解決への動きを見せ始めた。
小室圭さんが帰国した当日の様子
昨年5月、圭さんは留学していたロースクールを卒業し、7月末にNY州の司法試験を受験。
「7月28日、NY州の司法試験を終えた小室さんが、アメリカ現地にある法律事務所への就職の見通しが立ったとNHKが報じました。さらに、今後の生活基盤もアメリカに置く意向も明かされ、眞子さんとはNY州で新婚生活を送ることに決まったと世間が知ることとなったのです」(前出・皇室担当記者)
おふたりの結婚が現実味を帯びてきた9月1日、眞子さんと圭さんが「年内に結婚される見通し」だと、一部メディアが報じた。この報道を皮切りに、結婚問題はは怒涛のクライマックスを迎えることになるーー。
《共感できることもあれば、意見が違うこともありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合い、長女の気持ちをできるだけ尊重したいと思っております》
9月11日、55歳のお誕生日に公表された文書で、眞子さんの結婚問題に対する問いにそうお気持ちを綴られた紀子さま。前の年の殿下のお誕生日会見ほど踏み込んだ発言ではなかったものの《長女の気持ちをできるだけ尊重したい》と、眞子さんの結婚をお認めになるような内容だった。
そうして舞台は整った。9月27日、3年間のアメリカ留学を終えた小室圭さんがついに帰国し、神奈川県横浜市内にある実家に帰宅。各テレビ局は当日、こぞって生中継で小室さんの動向を追った。
実家前には100人以上のマスコミが集まり、近隣住民も集まって人でごったがえし。道路がふさがれて車も片側通行しかできなくなる事態に。道が詰まってしまい、なかなか通ることのできない車を運転する男性がしびれを切らして「どうにかしろよ!!」と警察に怒鳴り散らす場面もあった。
帰国から4日後にあたる10月1日、宮内庁から「10月26日におふたりが入籍される」ことが明かされた。