中身は毎日出すのが鉄則、そこから物が減っていった(ともみさん)
ともみさんの帰宅後のルーティンは、バッグから中身をすべて出し、100均のクリアケースの中に入れること。
「バッグの中の定番アイテムは、財布やキーケースなど全部で5個。出かける際は、クリアケースの中から必要なものだけをバッグに入れます」
昔は、バッグにたくさん物を詰め込み、何を持っているのか自分でも把握できていなかったというともみさん。毎日バッグの中を整理するようになったことで、自然とアイテムも絞られていった。
バッグも以前は10個以上持っていたのを思い切って処分し、現在は3つのみ。最も使用頻度が高いのは、コンパクトなミニトート。
「バッグの大きさに合わせて荷物も増えていくと思うので、最初から小さめサイズのものを使うようにしています」
●バッグも財布も入れすぎは禁物
ともみさん流、貯まるバッグのポイントは、入れすぎないこと。
「単純にバッグが重いと疲れますよね。休憩するたびに飲み物を買うなど、無駄な出費が生まれます」
財布も入れすぎは厳禁。クレジットカードもポイントカードも1枚ずつに絞り、支出の流れを一本化すれば、家計のやりくりもスムーズに。
物を1つしか持たないというのは、家の中でも取り入れているルールだ。
「わが家には耳かきが1本しかないので、なくしたらそれまで。必ず決まった場所に戻し、物を増やさないのが家族のルールです」
バッグの中も財布はここ、ポーチはここというふうにだいたいの定位置を決めてある。
「バッグに入れる際は、持ち物が見つけやすいように縦に収納。死角になりやすい内ポケットは、小物やゴミの温床になりがち。スマホを入れるためだけに使うなど、役割を固定しておくといいですよ」
●大きな目標がモチベーションに
貯め体質になるためには、目標をつくることが重要。
「私はマイホームを買うという目標が貯金のモチベーション。衝動買いしそうになっても、マイホームの夢が遠のくと思うと、買いたい気持ちを抑えられます。だから持ち物も、これ以上は増えないんです」
あらかじめ、夢や目標、やりたいことをリストアップしておけば、多少の我慢や節約も苦にならない。
「お金の管理も、整理収納も、いらないものを減らしていく作業。貯金3000万円目指して、さらにブラッシュアップしていきたいと思います」