姉・小室眞子さんは昨年3月の『歌会始』で、
《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》
という歌を披露されたが、この和歌は当時、延期されていた小室圭さんとの結婚への意思を強く表現していたのでは、と話題になった。
「金木犀」花言葉の由来
「『烏瓜』は秋に鮮やかな朱色の果実をつけることが特徴で、花言葉は“よき便り”。眞子さんの結婚問題も昨秋の決着が見通されていたことから、烏瓜の実が熟す時期になぞらえて“秋によき便りがくる”という願いを込めた歌だったのでは、と憶測を呼んだ
のです。
さらに、その前年には《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》という歌を詠まれています。'17年の婚約内定会見のとき、圭さんが眞子さんのことを“月のように静かに見守ってくださる存在”と話しており、『月』というワードを2回も盛り込んだ歌からは、彼への愛情を感じさせました」(同・宮内庁関係者)
そして今回、佳子さまが詠まれた和歌の中にある『金木犀』の花言葉は「謙虚」や「気高さ」という意味がある。
「ジンチョウゲ、クチナシと並ぶ“三香木”のひとつで、芳香剤としてもお馴染みの強い香りを持つことが特徴です。その香りとは対照的に、花自体は小さくて控えめである様子が“謙虚”の所以です。
さらに、金木犀は雨が降ると一気に散ってしまいます。強い香りを持っているのに、惜しむことなく潔く散る様子が“気高さ”を感じさせるため、花言葉になったそうですよ。中国では幸福や吉兆の象徴とされており、地位の高い女性が香料などに使っていたとされ、これも“気高い人”の由来だとも聞きました」(前出・皇室担当記者)
気高さを兼ね備えた女性皇族として、皇室の活動を支えられる佳子さまにはぴったりな花言葉といえよう。
一方で、金木犀とはモクセイ科の植物で、元々は『銀木犀(ぎんもくせい)』の変種だと言われている。実は、真っ白で美しい花をつける銀木犀の花言葉には、佳子さまの“決意”がにじんでいるような意味合いがあるという。