「代表作がない」とこぼしていた
「それにしても、松岡さんの役が、元自衛官にしては弱すぎないかなと(笑)。まあでも、これが“逃亡モノあるある”。『ルパン三世』における銭形警部のように、追いかける側がどこか抜けているというのは、お決まりですよね」
一方で、主演の成田は適役だという。
「成田さんって、背が高くてスタイルもよく、めちゃくちゃカッコいいのに、その気配を消せる人だと思っています。少し情けない感じにもなれるし、大きさや威圧感を感じないので、庶民のなかに溶け込める。そういった長所が、今回の“逃亡する”役で活きるといいですよね」(吉田さん)
それでも成田は、俳優としてのある悩みを抱えていた。
「“代表作がない”ことを周囲にこぼしていたんです。たしかに、“成田さんといえば”と言われて思い浮かぶ作品は少ないですから。'16年の『逃げるは恥だが役に立つ』や、'17年の『コード・ブルー』、ヒロインの夫役を演じたNHKの朝ドラ『おちょやん』など、人気作にはたくさん出演していたんですけどね」(芸能プロ関係者)
『逃亡医F』が代表作になるといいけれど……。