目指すは“ローカルタレント”?
「在京キー局としてはテレ東は規模が小さく、系列局も6局だけ。酒井法子さんも'09年に逮捕された後、事件に関係する報道番組以外の出演はありませんでした。久しぶりに地上波へ出演したのは、'19年のテレ東の歌番組でした。渡部さんもキー局への出演は“まずテレ東から”と考えているのかもしれませんね」
本格復帰に向けた根回しは、忘れていないよう。ただ、それもまだ先の話だと、プロデューサーが続ける。
「民放キー局の出演は難しいと思いますよ。局内には“話題になって数字が取れるかもしれないし、お試しでオファーするならいいのでは”という声もある。しかし、スキャンダルの内容が悪すぎる。世間が受けた不快感は並大抵のものではありません。身体的に不自由がある人や赤ちゃん連れの保護者などが使う場所で“女性にお金を払って性行為をしていた”というのですから。どうしてもスポンサーが首を縦に振らないのです」
今回の復帰も、千葉テレビというローカル局だったからこそ、出演できたとみる向きもある。
「『白黒アンジャッシュ』のスポンサーが地元の不動産会社1社だけということで出演に向けた説得がしやすかったというのはあると思います。かつては売れっ子だった渡部さんも、完全復帰に向けた一縷の望みとして、ローカルタレントという“ポジション”を考えたとしてもおかしくはないでしょう。地方のローカル番組を中心に仕事をしている芸能人は少なくないですから」(同・プロデューサー)
自粛中はずっと、今年4歳になる息子の面倒を見ていたと番組で語っていた渡部。愛息が大きくなるまでに、完全復帰へのレールに乗ることはできるか─。