そして3つ目はというと、

女性の想いや誠実さが本当に伝わったのでなはいでしょうか。講座でもよくお話しするのが“手書きを人は疑わない”ということ。たとえば男性がイケメンだったりハイスペックだとしたら、“僕に声をかけたのはスペック目当てでしょ”と思うかもしれません。そんな疑心暗鬼を払拭させる、本当に相手を想っていることを伝えるのが手書きだと思います」

 迷惑メールやフィッシング詐欺が増えたことによって、メールで送られた文面に警戒することが多くなった昨今。一方でレストランやカフェ、また寿司屋が用意する手書きの看板やメニュー表にはどこか安心感を覚えることがある。手書きには、そんな疑念を払う効果もあるようだ。

デジタルネイティブに刺さる手書き

 つまり“手書きのコースター”には、男性に「やさしさを感じさせた」「奥ゆかしさを感じさせた」「疑念を払拭して真の想いが伝わった」との効果があったようだ。さらに当時、Aさんは20代そこそこの大学生であったこともプラスに働いたのかもしれない。

 スマホやパソコンが当然のように日常生活にあった“デジタルネイティブ”にとって、慣れ親しんだデジタルフォントではなく“手書き”というアナログ手法はさぞ新鮮に映ったことだろう。自分の周りにはいなかったタイプであろう福原に、Aさんが興味を持ったのも自然の成り行きというわけか。

 取材時には福原の名前を伏せて、井上氏には一般論として解説してもらったのだが「この女性、かなりのやり手やな〜と思っていました(笑)」と、どうやら“その道”でもやっていけそうな福原だった。

 前出の芸能リポーターも「天然なのか計算なのか、ナチュラルにできてしまうのが愛ちゃん」と、まだショックを引きずっている様子。

愛ちゃんは“筆まめ”で知られていて、よく直筆のお手紙を書いては先輩や後輩、卓球関係者に宛てていましたね。それが本当に可愛らしい文字で、思いを伝えようと一所懸命に書いているのが見てとれる内容でした。

 でも、文春記事ではB子さんとの会話を録音したり、逆に“強請り(ゆすり)の被害”を訴えたりと強かな面が垣間見えます。現在は、互いに弁護士をつけて“刑事告訴”や“慰謝料請求”をするとのことですが、どう転んでも愛ちゃんのイメージは180度変わりそうで残念、無念」

 世界の強豪と駆け引きをしてきた福原だけに、策略家であるのも当然か。