「3月24日、宮内庁の西村泰彦長官は定例会見で、愛子さまの成年にあたっての記者会見と悠仁さまの卒業式の日程が重なったことは“ミスだった”という説明をしました。愛子さまの会見の日取りを調整する過程で、悠仁さまの卒業式のことが思い浮かばなかったといい、“できれば別の日がよかった”とも吐露しました」(皇室担当記者)
「3月17日の午前8時過ぎ、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがお茶の水女子大学附属中学校に到着されました。卒業式に臨む前、悠仁さまは“充実した3年間になった”と、コメントされました」(同・前)
ユーモアあふれるご回答
愛子さまの初会見は、同日の午後2時過ぎから行われた。
「前日の深夜に福島県沖を震源とする大きな地震が起こり、東北を中心に死者やけが人が出ました。両陛下と愛子さまは、地震による国民の安否を案じられており、会見を中止するべきか悩まれていたそうです」(宮内庁関係者)
開始直前まで関係者と相談したうえで決行した会見。冒頭で被災者へのお見舞いの言葉を述べられた。宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、こう振り返る。
「ご立派な記者会見でした。緊張されていたようですが、お手元の紙に視線を落とすことなく、時折“え~っと、次は何だったっけな”という感じでお考えになっていたところなど、自然体でおおらかなお人柄が伝わってきました」
宮内記者会が事前に提出した5問と、アドリブで出された3問の関連質問に回答された愛子さま。
「両陛下のアドバイスを受けながら、ご自身のお気持ちに合う言葉を探し、推敲を重ねる過程で、自然と文章を覚えられたそうです。愛子さまは事前に両陛下とリハーサルを行われており、雅子さまは本番のとき、近くの別室で待機されていたそうです」(前出・宮内庁関係者)
両陛下ゆずりのユーモアあふれるご回答が話題となった。
「長所は“どこでも寝られるところ”、両陛下との思い出は“海にサーフボードを浮かべて、3人で座る挑戦をしたら全員見事に落下したこと”など、思わず微笑んでしまうようなエピソードが披露され、会見の雰囲気は非常に和やかでした」(前出・記者)