「この2年間に起こった豪雨災害などにおいて、両陛下が被災地へ足を運ばれることはかないませんでした。そんな中、天皇家に先立って、秋篠宮家が地方訪問を再開されることには違和感があります。ましてや、国民生活と直結しない今回のお出ましを、私たちはどのような思いで見届ければよいのでしょうか……」
そう語る皇室ジャーナリストは、表面化している皇室内の序列の乱れを指摘する。
「昨年10月、“類例を見ない”結婚をした小室眞子さんの結婚会見で、天皇陛下への感謝やお詫びの言葉がなかったことに驚きました。さらには、眞子さんの結婚後に出された秋篠宮ご一家のコメントでも、両陛下に向けたお気持ちは綴られていませんでした。“天皇家の活動を支える皇族家”という認識が薄れてしまっているようにお見受けします」
重なってしまった小室圭さんの合否発表
地方訪問の再開を機に眞子さんの結婚問題が掘り返されるのは、秋篠宮ご夫妻にとって“誤算”に違いない。
「ふたりの結婚から半年近くたちますし、注目は次第に薄れると思ったのですが……。2月にNY州の司法試験を再受験した小室圭さんの変貌ぶりを見て、やはり話題に事欠かないなと」(前出・記者)
英紙『デイリー・メール』が捉えた試験本番の小室さんの近影は衝撃的だった。
「髪は以前よりも伸びて、再びポニーテール姿に。服装は2日間ともほぼ同じで、胸元まであけたデニムシャツからは胸毛がチラ見えしていました。ぽっこりお腹はストレスか幸せ太りか……」(同・前)
そんな小室さんは4月下旬、運命の合否発表を控えている。
「弁護士になれば1年目から年収2000万円超と見込まれていましたが、現在の法務助手では推定年収が約600万円。不合格の場合、物価の高いNYでの生活が破綻するのは目に見えており、合格は必須だといわれています」(法曹関係者)
昨年の同試験の合否発表は4月21日だった。今年もその前後だとすれば、秋篠宮ご夫妻の伊勢参りと重なる可能性は高い。
「国民の関心は必然的に小室さんに集まるでしょう。昨年10月、1度目の司法試験が不合格だと発覚したとき、メディアは小室さん一色でした」(前出・ジャーナリスト)
伊勢参り中に合否が判明するとなれば、秋篠宮ご夫妻も気が気ではないだろう。
「不合格であれば“お参りどころではない”と、国民から揶揄されるのは目に見えています。徹底した感染対策を講じる秋篠宮さまでも、小室さんによる“飛び火”は、さすがに手の打ちようがありません」(同・ジャーナリスト)
伊勢参りの“副反応”は、想像以上に重たそうだ─。
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』(星海社新書)など著書多数