今の心境と今後について聞いてみると、
「私はもう、関係ないですから」
─関係がないとは、榊監督とは離婚したのか?
「いえ、まだ何も」
それ以上は、何を聞いても無言。携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけ続けるだけで、記者の問いかけに答えることはなかった。
「俺はモテるんだ」と豪語
この前日の夜、榊は記者に話をしてくれたマンション住人たちのもとを訪れて“マスコミに話さないでくれ”“僕にも人権がある”と訴えていたという。
住人のうちの1人が呆れたように『週刊女性』に語る。
「彼が被害者に対して、ちゃんと謝罪する最後のチャンスだと思ったのに……。あれでは、いつまでたっても本人の口から謝罪なんてありませんよ。弁護士がいるとも言っていたけれど、本当に雇っているのかも疑問です。榊さんは人権って言うけれど、被害者の人権はどうなるの? 警察に通報したいのは被害者の女性たちなのでは?」
榊の妻に対しても落胆を隠さない住人もいた。
「いずみさんは芸能界が長いし、女性の気持ちがわかるかなと思っていたのに……。離婚するみたいなにおわせを語って、世間に同情を引こうとして、結局は離婚しない」
かつて晴れた日には、ベランダに干した布団を妻がパンパンと叩く音が聞こえていたが、報道があってから、その音は聞こえず、ひっそりとしているという。
榊が契約を解除された所属事務所に、今も橘は所属している。一連の報道を受けて、夫婦の今後について問い合わせると、
「別居はしていません。離婚も今のところはしていません。ただし、家族のことなので、詳しくはわかりません」
榊が今後、会見などを開く予定があるか聞くと、
「榊さんは3月26日に退社しており、わかりません」
とのことだった。このまま自らの口で説明することなく、被害女性への謝罪もしないつもりなのか。
「榊さんは若いときから強烈な自信家で“俺はモテるんだ”と、周りに吹聴していました。今回の報道で、彼のそんな一面を思い出しました。自分中心の考えでおごりがあるから、女性に対してあんな振る舞いができるんでしょうね」(榊を知る女優)
妻との“ケジメの話”は、被害者への謝罪と説明の責任を果たしてからだろう。