お腹が空いたときは「歯を磨く」
20年習っているフルートの腹式呼吸の効果もあったのか、今回の写真を見た人たちからは“変わらない体形だね”と言われたそう。
「スリーサイズはデビューしたときから変わらない。高校時代の制服を持っていますが、全然普通に着られます。体重も高校時代からほぼ変わらないので」
本格的なダイエットも今回が2度目だという。
「“最近食べすぎだから少し控えようかな”ぐらいはありますが、本気のダイエットは22~23歳のとき以来。当時のマネージャーがぽっちゃり体形を気にして、いつも食事を半分残していたんです」
その残した半分を食べていたら太ってしまった。
「洋服が入らなくなったけど、お直しに出すのも嫌だなと思って、その時人生初ダイエットしました」
当時から運動嫌いの斉藤は“食べなければやせる”と考え、常にカフェオレで空腹をごまかした。それでもまだ空腹が続くと歯を磨いた。
「そうすると食欲がなくなる(笑)。だから家だと食後すぐ歯磨き。歯磨きすると、誰がどんなおいしいお菓子を持ってきても“もう1回歯を磨くの面倒だな”ってなるから」
結果は大成功。今回も歯磨き作戦は実行したが、好きな食べ物を我慢したりはしない。コンビニ惣菜も食べるし、酒も外食も楽しむ。
「お酒はいつもビールから始めてワインの白、赤。最後はジントニック。昨日はなじみのイタリアンで油少なめに作ってもらいました」
朝と夜2回体重計に乗り、全身鏡で体形をチェック。髪の毛も自分でこまめにカットし、お気に入りのくるくるドライヤーでセットする。自己管理で最高の状態の自分をキープする努力は怠らない。その原動力は“自分の好きな自分でいたい”気持ちだ。
「手鏡を持って歩いて、いつも自分の顔を見るようにしています」
たまには、家族や身近な人に、“私、可愛い?”って聞くこともオススメだ。
「笑いながらも、ちゃんと“可愛い、可愛い”って返してくれるから、気持ちが上がります(笑)。もっときれいで可愛くいなきゃ、って思えますよ」
常に自分をしっかり見つめて、自分を好きでいること。これが斉藤の変わらぬ美の秘訣なのだろう。
取材・文/ガンガーラ田津美