「昭和天皇の時代から、御用邸のある那須、須崎、葉山は特別な場所です。特に葉山には、美智子さまのご実家である正田家のお墓やご友人のお住まいが近くにあるため、思い入れが強いと思います。
コロナ禍の2年間は、国民との直接的なふれあいが叶いませんでしたが、葉山という思い出の地で“魂の交流”を再開されたことを喜ばしく感じられたとお見受けします。
“皇室のあるべき姿”ともいえるでしょう」(渡邉さん)
焦燥される紀子さま
コロナ前の皇室像を取り戻しつつある上皇ご夫妻に対し、秋篠宮ご夫妻は“超異例”の行事に臨まれる。
「『立皇嗣の礼』の関連行事として、4月20日から23日にかけて三重県、奈良県、京都府の3府県を訪問されます。驚くべきは移動手段。最終日の帰京時に飛行機を利用する以外、すべての道のりを車で移動されます」(前出・記者)
総距離は約800キロメートル。警備や随行職員の負担や不測の事態を懸念する声も上がる。
「駅や沿道に人が集まるリスクを避けるため、とのことですが、実際は国民との接触を回避したいお気持ちが強いのでは……。眞子さんの結婚騒動、悠仁さまのお受験問題、小室さんが2度目の司法試験に不合格。ごたごたが相次ぎ、秋篠宮家と国民との“溝”は深まる一方です」(同・前)
国民から皇室への敬愛は、行事や地方訪問などでの交流の場で育まれるといわれるが、
「今の秋篠宮家においては、国民との接触が“逆効果”になりかねません。四面楚歌の現状を誰より気を揉んでいるのは紀子さまだといいます」(皇室ジャーナリスト)
その気苦労は計り知れない。
「最近の紀子さまは、だいぶお疲れのご様子で、首を痛めてつらそうにしていらっしゃるところもしばしばお見受けします。思春期の悠仁さまや、眞子さんの結婚を応援されていた佳子さまとの心の距離もあり、ご家庭内で“孤立”していらっしゃるようで……」(秋篠宮家に近い人物)
“孤軍奮闘”の紀子さまは、おつらい状況だろう。
「紀子さまは皇室に入られた後、美智子さまの言葉遣いや立ち居振る舞いを手本に、公務や子育てに励んでこられました。“袋小路”から脱する方法が見いだせない今、率先して国民と心を通わせておられる上皇ご夫妻のお姿を見て、羨望と焦燥の念に駆られているのではないでしょうか」(前出・ジャーナリスト)
美智子さまが過ごされる“あたたかい時間”が、はからずも皇嗣妃を悩ませる─。